かあさんの息子の、昨日の言葉

2018.11.30

風邪薬飲んだらとも言ったことないで。
あんなん、人間やないで。

かあさんの息子の、夕べの発言。

かあさんのことだ。

テレビの番組で、息子を心配する母親の様子を見ていた時だった。

私の夫が子供の頃…

風邪を引いても、母親であるかあさんは、大丈夫かと心配してくれることもなく、暖かい服を出してくれることもなく、子供だった夫は、寒い格好で鼻水を垂らしながら遠い学校まで歩いて行ってたらしい。

そんな親やのに、こんなに面倒見てんねんで。
どない思う？

と夫は言う。

かあさんは、愛情のない人だったようだ。

そんな親なのに、夫はほんとになんでそんなに面倒見てるんだろう。

私にはわからない。

かあちゃんのお金、全部盗ったやろ。
どこへやったんや！
とか、俺に言いよったんやで。
どない思う？

これは、本日の夫の発言。

かあさんは、自分の年金では足らず、足りない分は息子である私の夫と私が負担していた。

それでも足らず、度々お金を貸した。

貯金するなんて考えが毛頭ないのがかあさんだ。

呆れるほどたくさん着物や衣類を買い込んでいた。

お金がなくなるのもあたりまえだ。

それなのに、お金がないのを息子のせいにして、それも盗んだような良い方。

とんでもないよね。

だけど、認知症だから仕方ないよ〜

笑うしかないね。