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カテゴリ:認知症 介護
かあさんが台所にごちゃごちゃと溜め込んでた物を捨てた。
すべて、長年使ってない物。 今後も使わない物だ。 すごい量だった。 そんだけ無駄になったんだ〜 それだけではない。 まだまだかあさんの寝室にも、要らない衣類や寝具がた〜くさん。 着物だって、箪笥二棹にぎっしり。 私が知ってる25年間は一度も着たところを見てない。 売っても、1kg100円だって。 無駄に大金使ったとしか思えない。 かあさんは、無駄な物に囲まれて暮らしていた。 ほとんどは見えない所に詰め込んであったから、見ることもなく。 それらの物は、持ってるってことだけでかあさんを満足させてたんだろうか。 そうは思えない。 かあさんはいつも不満ばかりを口にし、私の知ってる限り、いつも同じ居間の同じソファに座り、テレビを見てるかうたた寝してるかだった。 そんなかあさんの過ごした時間さえ、私には無駄に思えちゃう。 だって、私自身がそう。 休日、家にいて1日中テレビを見ていたりぼーっとしてる日、時間を無駄にしてる気がしてならない。 今、かあさんは施設にいて、ほとんどの時間、何をするでもなくぼーっと過ごしてるんだろう。 でも今、それはかあさんの、長い人生の中の穏やかな日々かもしれない。 かあさんが幸せなら、無駄じゃないのかな。 幸せなのか、不幸せなのか、もはや本人にもわからないのかもしれない。 1分前のことも覚えてないのだから。 だけど、 不安やお困りごとはないですか? と聞かれたら、かあさんはいつもこう答えるのだ。 そんなもの、ありますかいな。 機嫌よう暮らしてます。 機嫌が悪いこともあると思う。 だけど、不機嫌のもとも忘れちゃう。 幸せなかあさん。 そう思っておこう。 にほんブログ村 にほんブログ村 人気ブログランキングへ 認知症ランキング 【中古】 認知症の最新医療 認知症医療の今を伝える専門誌 6ー4 / フジメディカル出版 [雑誌]【メール便送料無料】【あす楽対応】 【中古】 二十一世紀の高齢者福祉と医療 日本とアメリカ /中島恒雄(著者) 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.12.28 06:46:18
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