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カテゴリ:認知症 介護
今年、かあさんが家の中に残したたくさんの物を処分した。 同時に、自分たちの持ってた不用品も処分することにした。 今私が使ってる部屋の押入れに、かあさんが布団や座布団をたくさんしまっていたので、夫がそれらを引っ張り出して処分した。 それはいいのだけど、その押入れに、私が自分の古いアルバムを入れていた。 若い頃の写真がたくさんあって、懐かしくて写真に見入っていると、捨てるで!と言う夫。 え? 取っといてよ。 と言うと、 なんでやねん、そんなもん残しといてもしょうもないで。 と言う。 よかった。 その場に私がいなかったら全部捨てられていたかも。 私が若い頃、あちこち遊びに行って撮った写真。 若い頃の夫も写っている。 それだけじゃなくて、今はもう会えない私の友人もたくさん写っていた。 夫からしたら価値のない物なんだろう。 確かに、夫は自分の写真も残してなかった。 今は旅行に出かけたらビデオを回して、あちこちの風景を撮ってるけど、もう静止画には興味ないみたい。 だからと言って、人の思い出まで捨てろと言うか? その時は私がいたから捨てられずにすんだけど、捨てられてしまった物がある。 押入れに入れてたわけじゃない。 私が使ってたその部屋の床に置いてあった。 それは、袋にごちゃごちゃと入れて置いてあったから、ゴミのように見えたかもしれないけど、私が使う物が色々入ってた。 いくら古い袋でも、中身を確認したら私の物ってわかるはずだ。 夫は中を見ずに捨てちゃったのか。 多分、中を見ても、ガラクタに見えてあっさり捨てちゃったのだろう。 その時は、ま、いいか と思った。 入ってた大半は、文房具とか、安く買える物だった。 だけど、後から思い出したら、もう買えない物も色々入ってた。 友人がくれた誕生日プレゼントのメガネケース。 大好きなゲゲゲの鬼太郎のパズル。 それから、私が自分で買ったアクセサリー。 私は普段、アクセサリーなんかほとんどつけないけど、友人と会う時にたまにつける物があった。 一つは、小さなハリネズミがついたネックレス。 ハリネズミは精巧にできた手作りで一点物。 名前はハリー。 一点物だし、そのお店は閉店しちゃったからもう買えない。 もう一つは、紅葉のネックレス。 それも同じお店で買った手作りの一点物。 赤く紅葉したモミジの葉。 裏返すと金色に輝いてた。 紅葉の季節に人と会う時だけ、色付いた赤い方が見えるように身につけてた。 あ〜〜 捨てられちゃった〜〜 もう買えないし、買えたとしても、けっこう高かったのに。 夫は人の気持ちがわからないし、わかろうとしない人。 だから、自分の判断で気軽に捨てちゃったのだろう。 台所の食器棚に入れてたゲゲゲの鬼太郎のどんぶりも捨てられちゃったしな。 それは私の宝物で、ゲゲゲの鬼太郎が描かれてる箱も捨てずに居間のガラス棚に入れて飾ってた。 もちろん、その箱も捨てられてた。 思えば、大事に隠すように袋に入れて置いてた、今では1万円以上する私の飛び出す絵本も捨てられちゃったようで、どこにもないし。 私が自分の物を捨てずに残そうとする度、 なんで捨てへんのや。 と言う夫。 物欲のない人なんだ。 だからって、 人の物まで捨てていいと思うかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.23 19:50:06
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