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WHATSMAN@NNN
先日、実家に帰ったら、 クソ懐かしい本に出会った。 なぜ実家にあるかは分らんが、 10年くらい前に俺が買った本で、 どこに行ったのか分らない状態で、 またAUに借りパクされたんやろうなー とか思ってたら、 こんなところでまさかの再開。 WHO SHOT YA? ~誰がラッパーを殺したのか? @小林雅明 1999年7の月に発刊されたこの書籍。 タイトルが示す通り、 BIGGIEや2PACの死について かなり詳しく書いてある。 ギャングスタRAPの真実や背景等も 氏ならではの知識で かなり詳しく書いてある。 正直なところ、 上記のとおり かなり前に買った本で、 内容はほとんど忘れとった。 ってことで、現在、 パラパラ読みをして程度。 これからガッツリ読み直すつもりだが あとがきあたりにかなり興味深い表現があった。 「メディアから“ギャングスタ・ラップ”をやっている “ギャングスタ・ラッパー”という烙印を押されたアーティストたちは、 それに対して、“リアリティ・ラップ”という言葉を持ち出して、 自分たちのやっているのは“ギャングスタ・ラップ”ではなく、 “リアリティ・ラップ”なのだと反論したことがあった」 (同書P233より引用) このリアリティ・ラップこそ、 すべてのHIPHOPの基本中の基本やねえか。 GHETTO等で育った人たちが、 その生活、その現状をRAPする。 個人的に、 ギャングスタRAPってものに まるで魅力を感じないが、 REALITY RAPには魅力を感じる。 音楽を楽しむ上で、 感情移入は絶対条件じゃないが、 俺としては、 そっから何かしらのパワーをもらえるような曲が好き。 別に応援歌的な ストレートなものを好むわけじゃない。 言葉が分らなくても、 パワーをもらえる曲も多くある。 洋モノ全盛の90年代中期までに HIPHOPにハマった連中は確実に 同じような感覚なハズ。 英語がまるでわからないでも そのビート、ライミング含めた VIBESで、パワーをもらってきた。 で、俺の場合、 その曲の内容が、 ギャングスタなものであったことを知ったとき、 どうにも気持ちが萎える部分があった。 そりゃおかしいやろ、 って意見もあるやろうが おれがそうなんだから仕方ねえ。 当然ながら、 俺には伝わらないだけで、 そういう環境のもと それをリアルにRAPするというのは 彼にとって極当然な話なわけで それを否定するつもりはまるでない。 むしろ、それがHIPHOPだ、とも思う。 あとは好みの問題でしかない。 REALであること、 ってのはHIPHOPの基本中の基本であり、 そうでなければHIPHOPじゃない とも思うわけで、 彼らは彼らの環境を歌うしかない。 なら、俺なら俺の環境をRAPするしかない。 現実の生活、主義主張含め REALにRAPするしかない。 一時期KEEP IT REALって言葉が流行ったが そんなところやろう。 まぁ実際は、 黒人は黒人らしく振る舞え みたいな意味があるみたいだが、 俺らは俺ららしく振る舞えばいい。 KEEP IT HONEST。 俺がこのBLOGで書いてるようなことが 俺にとってのREALなわけだ。 特に悪ぶる気も毛頭ない。 エクセルにマクロを埋め込んで なんてのをRAPする気はさすがにないが、 やっぱ正直にするかないやろう。 話が逸れて言ったが、 この著書。 ちょろっと読んだだけでも なかなか面白い。 巻末にある ギャングのハンドサイン なんかは 相当ニヤつけるハズ。 FXXK YOU、なんてすげえ。 両手バージョンはこれかーーっ ってなるしかねえ。 興味のある人はぜひ一読を。 こういう知識はあるにこしたことはない。 最近のHEDZは どうにもHIPHOP IQが低い気がしてならん。 この辺に精通している オタクなHEDZと話すと、 クソ面白いし、愛を感じる。 どうでもいいが、 BIGGIEの同名曲はクラシック。 あのイントロからの入りはクソ圧巻。 一瞬の抜きからのフシャッチャ。 ビートもクソ渋い。 まさに、誰が黒帯?、って話。 ちなみにこの曲から、 LLのアイシャッチャに繋ぐと 往年はニヤつくっていわれとる。 きょうはこれで。 ピース。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月10日 23時15分09秒
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