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カテゴリ:科学本
「量子コンピュータとは何か」ジョージ・ジョンソン(水谷 淳訳)(早川書房)
まだまだ続く・・・ P38 ティンカートイでもコンピューティングができるという話。MITの学生たちの実現したP42の三目並べを解くためのマシンは素晴らしい。要は電子機器でなくてもアルゴリズムさえ決まればコンピューティングができるわけだ。 P46 論理復元について。二進数が最もこれを簡単に実現できるわけだ。あるなし、ここそこ、またはいわゆる01と。この辺はエラー訂正の概念にも関係してくる所なのだろう。 P66 「どんな(古典的)コンピュータもメモリと時間が十分に与えられれば、他のあらゆるコンピュータをシミュレートできる。これはコンピュータ科学において最も重要な原理だ。・・・どちらの装置も1と0を組み替えるという基本的操作に関して違いはない。」ここに古典的コンピュータと量子コンピュータとの本質的違いがある。 P74 フォン・ノイマン・ボトルネックについて。どんなに能力の高いプロセッサでも一度にひとつの仕事しかできない。最近のコンピュータは一秒間に何億回という計算ができるだけで、その瞬間にはひとつのことしかやっていない。これは量子コンピュータによって本質的に凌駕されることである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月18日 18時31分52秒
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