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2005年09月29日
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カテゴリ:科学本
「量子コンピュータとは何か」ジョージ・ジョンソン(水谷 淳訳)(早川書房)

P87 量子チューリング・マシンは上下のスピンを持つ原子列で実現できる。古典的コンピュータでは百五十五桁の数の計算に「何十台ものコンピュータが何ヶ月もかけて処理しなければならず、数百桁の数の場合、何十億年もかけて、あるいは何十億台ものチューリング・マシンを使って計算しなければならなかった。」量子コンピュータの場合には単に原子列にキュビットを何個か追加して同時に処理をすればよいだけ。「量子力学はコンピュータに、時間的な近道を提供しているのだ。」ただし現段階で分かっている限りにおいて量子チューリング・マシンも「計算可能性」という点においては古典的なものと変わらないそうだ。

P91 セルラー・オートマトンをコンピュータとして使う例、例えば足し算をする機械として使う例が示されている。

P102 因数分解を行うためのショアのアルゴリズムの説明が簡単な例で解説されている。モジュラ算術を使う所まではよいが、そこにフーリエ変換のアイデアが入ってくる所がすごい。

P117 因数分解の困難さを利用した公開鍵の作り方、RSA暗号の話。実はこの分野にはとても疎いので「へぇ」という感じ。

P162 キュビット列を実現し、かつその各々のキュビットに演算を施すことを可能とするひとつの方法としてNMRが挙げられている。この辺はプローブ顕微鏡の世界で最先端の話題であるMRFMにも関係することなんだろう。

P167 スタンフォード大とIBMアルマーデンのグループが実現した実際の事例。7つの原子をもつ分子を合成し、それを用いて15という数の因数分解をショアのアルゴリズムに基づいて実際に計算させたということ。もちろんNMRを使って。そうか、知らなかったんだが世の中そこまでいってるんだ・・・。





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最終更新日  2005年09月29日 19時03分20秒
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