「AKABOSHI-異聞水滸伝-」第15話「白衣秀士、言の葉を操る」感想♪
扉の戴宗、やけに線が細いなぁ・・・と思ったら、そうか、上着を着てないのか。モノクロシンプルで、こういうの好きですw王倫の元を訪れ、彼のやり方への疑問をぶつける名も無き部下。義賊になりたくて入山したのに、実際は資金集めと称した盗賊まがいの事ばかりやらされてきたそうです。「・・・・・・君は今朝の集会に参加していなかったのだね」王倫はそう言うと眼力で部下の体を縛り付け、「逝きたまえ」口から禍々しい呪文のようなものを吐き出し部下の耳に入れると、その部下は操られたようにおとなしく去っていくのでした。・・・何をした!!もしや、「朝の集会」ってのは洗脳の儀式?こうして部下達を意のままに操っているのか?「この世の夜明け、王倫様万歳!!!」聞こえてくる部下の声に、王倫は、「そう、夜明けの刻(とき)は近いのだ。 お前たちを一人残らず宋朝(くに)に売り、 私が栄職に就く刻(とき)がな」王倫、やっぱ悪い奴ぅーーーッ!!!「怪しい教主様」なんてレベルじゃなさそうですよ。部下を一人残らず売るって・・・あの高キュウ達にかいッ?!場面変わって、戴宗と朱貴はバトル真っただ中。次々繰り出す朱貴のナイフに、戴宗は押され気味のようです。「一体何本出しゃ気が済むんだよ、この手品ヤローがっ」「んー・・・じゃ、これで最後ね!」次の瞬間、鳥の翼のように広げられた朱貴のナイフ。その数の多いこと!!“獄樂鳥(ごくらくちょう)”!!!襲い掛かるナイフに囲まれ、鳥籠のように閉じ込められた戴宗。その光景に、翠蓮は口を押さえて泣き顔。「鳥籠の中で永遠(とわ)にお休みなさい」背を向けた朱貴、が、ナイフの間から炎が!?「笑えねぇ」ナイフを吹き飛ばし、戴宗復活!!「アイツをブッ殺すまでは誰だろォと、 オレの“炎”は消せねぇ!!!」うわぁ・・・戴宗、頭から血がボタボタ流れてますよ。かなりの大ケガっぽいんですが大丈夫かしら。彼の過去に何があったのか、気になりますね。荒い息をしながらも、にィと笑う戴宗。「“龍”は・・・ 鳥籠なんかじゃ飼えねぇって事を教えてやるよ!!」さらに所変わって、杜遷・宋万と戦う林冲。扈三娘も手を握りしめ、その戦いぶりに見入っています。「アナタたちの雷(わざ)はもう私には届きません・・・ 次は私が武技(わざ)を披露する番です!」・・・って進みが遅いな。そのセリフ、先週も聞いたような。ここでようやく、“夢幻百花”-“椿”!!!同時に戴宗も、“神行”-“旋龍”!!!2つの大技が炸裂し、いよいよ決着となるようです。・・・まさかそれで、「俺達の旅はここから・・・」とか来週最終回を迎えちゃったりしないでしょうね?ね?ね?掲載位置といい、引き延ばされた林冲の技といい、なんか不安要素満載なんですよ。まぁ毎週のことですが(泣)キャラがそろそろ出揃って、これからどんどん物語を動かしていくって感じだと思うので、序章だけで終わって欲しくはないですよね。1巻発売に向けて、もっともっと盛り上がって欲しいものです。そう、1巻。表紙はぜひ戴宗&師匠“だけ”で。んで、2巻は林冲&王進、3巻は翠蓮&扈三娘?・・・って、出し惜しみしつつ巻数多く引っ張って欲しいです。カラーで見たいキャラいっぱいですし!本誌感想はコチラへ。