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りらっくママの日々

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2009年12月30日
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今日の日記( 映画:ガリレオvs特命係長!)




「ある女の話:カリナ58(社会人の休日)」


何となく、職場では正社員の女の子たちより、
派遣の女性やパートの女性と話してる方がホッとした。
だから同期とお昼を食べる休み時間は憂鬱。

話してても何か微妙に価値観に違和感を感じたのは、
単に同期の女の子たちが、
会社の愚痴が多かったり、
人の噂ばかりを私にしてくるからだろうか…。

何だか笑えない話ばかりで、
聞いても、あの人がそんな人なの?
と感じるばかりで、
疑心暗鬼な気持ちばかりが広がった。
お陰で仕事がやりにくくて困った。

そんな微妙な空気を感じていたけど、
私は週末に青山くんと会えたり、
時々マッシーや大勢の友達と集まったりすることで、
何となく会社のこともやり過ごせていた。

夏になって、
赤木くんの彼女のサキちゃんと初めて会って、
いっしょに遊園地でプールを楽しんだし、
花火大会では春休みに集まってたメンバーが珍しく集まれて、
これにサキちゃんも加わって、
大きな飲み会になったりした。

会社での愚痴は、
いろんな会社の話や雰囲気が聞けて面白かったし、
最後にはどれだけ変な人がいるかって自慢みたいになって、
箸が転がっても笑うんじゃないか?って騒ぎになった。

私は隣に青山くんさえいれば、
何だかとても楽しかったし、
青山くんのボケぶりと赤木くんのツッコミぶり、
イグチくんが時々発する一言もまた絶妙に面白かった。

ただ、
マッシーがスギモト先生を連れてこないことが、
少し気になっていた。

仕事が忙しいらしくてね。
って言ってたけど、
やっぱり一人だけかなり年上だし、
来にくいのかな…?
程度に思っていた。

いつか連れてきたら、
さぞかしみんなビックリするだろうな。

私はそんな未来の光景を頭に思い描いてワクワクする。

でも、
スギモト先生がみんなに紹介されることは無かった。

先生がマッシーと付き合ってたことがみんなに知られるのは、
もっと後のことになる。

それよりも、その当時は私の方とは逆に、
マッシーは仕事が楽しくて仕方がないようだった。

マッシーの話から、
マッシーが仕事で活き活きしてて良かったって思うのに、
私が知らないマッシーの世界が広がっていくことが、
少し淋しいような、
取り残されたような、
複雑な気持ちが沸いた。

そんなマッシーの状況を、
私がすんなり受け入れられたのは、
青山くんと付き合っていたからだと思う。

もし青山くんがいなかったら、
自分の会社の状況が悪いことばかりに心が奪われてただろうし、
自分とマッシーの状況を比較して、
落ち込んだり、
会うのがつらくなっていたかもしれない。

ある意味、マッシーとの付き合いは、
男性と付き合ってる感覚に少し似ていたことが、
当時の私達の間に良い方向に働いたんだと思う。

マッシーとはしょっちゅう会って、
お互いの状況を話していたせいなのか、
離れても特別な友達って気持ちが一層強まってる気がした。

ホントに家族みたいだな…。

そう思った。

家族でも本音をこんなに深く話せたりしない。

もう、簡単にいなくなる友達じゃない何かが、
ずっとそう思っていた何かが、
いっしょにいた長い年月から確かなものになっていた。

彼女が男じゃなくて本当に良かったと思った。
もしも男だったら、
私は青山くんとマッシー、
きっとどっちを選んでいいのかわからなくなる。

それ位、
私にとってマッシーはかけがえのない友達だった。
何かあった時に心に浮かぶのは、
青山くんじゃなくてマッシーだった。

青山くんは男だから、
好きだからこそ打ち明けられない部分もあったし、

やっぱりコレはわからないだろうな…
とか、
コレは話しにくいな…
って、
まだ躊躇してる部分もあった。

誰にも話せないって思っていたことでも、
マッシーにならスンナリ話せた。

そして、意見が食い違うことがあっても、
いつも話して良かったって思ったし、
マッシーも話してくれて良かったって…
そんな空気がいつも私達の間にあった。

でも、
そんなことを言ってられなくなった。

私たちを取り巻く状況が微妙に変化していること。

花火を見て飲みながら笑っていた私たちは、
まだ何も知らなかった。




前の話を読む

続きはまた明日

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最終更新日  2009年12月30日 18時00分23秒
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