テーマ:野球のトリビア(237)
カテゴリ:混合
なんか、鮮度に欠ける話題で恐縮なのだが、
A・ロドリゲスがヤンキースに入団した。 あァ、もったいない。 感想を問われれば、この一言に尽きる。 懐かしい表現を使うならば……、 “もったいないお化け”が出そうである。 勝てるチームが念願だったとはいえ、 遊撃手のポジションには、D・ジーター。 案の定、A-RODはコンバートを余儀なくされた。 ……前年度のGグラブ受賞者なのに。 よく考えてみたら、半年前にも同じ気持ちに なったことがある。 D・ベッカムのR・マドリード移籍。 あそこにも、右サイドにはL・フィーゴという 世界的な名手がいる。FKを蹴る人材もたっぷり。 補強すべきは、むしろDFだったのではないか。 それなのに……。 なんだかなあ。 個人的な意見を言わせてもらうなら、 彼らには“生涯一球団”を貫いて欲しかった。 A-RODはシアトル、ベッカムはマンチェスター。 まあ、今の時代では難しいのだろうが。 ところで、こうして2人の名前を並べてみると、 あることに気付く。実は彼ら、似た者同士なのだ。 ◇ 同じ1975年生まれ。 ◇ 若くしてスターダムにのし上がった。 ◇ 両者共にイケメンである。 ◇ 必要性の低いトレードで金満チームへ移籍。 ◇ 来日の経験がある。 ほうら、どことなく境遇が似ている。 コイツらの年俸を足したら、一体、 牛丼を何杯食える計算になるんだろう? さて、ここで恒例の連想タイム。 似た者同士、似た者同士、似た者同士……。 ポクポクポクポク。 (一休さんの目がパチッ)ち~ん。 こんなデュオはどうだろう。 H・アイズリーと小笠原満男。 さあ、出たよ、出たよ。この日記ならではの人選。 「アイズリーって誰よ?」って読者が、 8~9割を占めているんだろうな~。 説明しよう(タイムボカン風)。 ハワード・アイズリー。 1972年12月4日生まれの31歳。 NBA、フェニックス・サンズに所属。 ポジションは1番(PG)である。 堅実なタイプで、プレーに華はない。 人呼んで……、 “エターナル控えPG” ……イヤ、勝手に付けたんだけどね。 彼を語る上で欠かせないのが、 ユタ・ジャズ時代のプレーぶりである。 当時のジャズは、地味ながらも強かった。 その原動力となっていたのが、 K・マローンとJ・ストックトンの二枚看板。 “伝家の宝刀”ピック&ロールは、 まさに不敗の奥義だった。 ここで、ストックトンのバックアップを 務めていたのが、アイズリーである。 試合半ば、彼の出番がやって来ると、 実況は決まってこう言った。 「イヤ~、この人はストックトンとそっくりの プレーが出来ますからねえ」 キャラがかぶっている時点で勝負あり。 相手は、歴史上の人物である。 先発の座を勝ち得る可能性は、極めて低かった。 かくして、アイズリーはストックトンの 体力温存&回復の時間を稼ぐ身代わりとして 起用されたのだった。 これと同じことが、日本代表における小笠原にも いえるのではなかろうか。 中田英寿を招集できなかった場合のトップ下。 ポジションは、モロかぶり。 フィジカルの強さや視野の広さ、パスの正確さ、 あとは負けん気の強そうなところも共通している。 年齢もほぼ同世代……。 埋もれていくには、あまりに惜しい人材である。 しかしながら、現状では出番がないのも事実。 しかし、ジーコは言う。 「小笠原にはまだまだ伸び代がある」 なるほど、可能性は残っているということか。 ならば、その時を楽しみにしていよう。 もっとも、小笠原が大化けしたとき、 ジーコがまだ監督をやっているかは疑問だが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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