テーマ:プロ野球全般。(13223)
カテゴリ:野球
突然だけど、連想クイズ。
以下に3つの数式らしきものがある。 これらが何を表しているのか、導き出して欲しい。 答えは漢字3文字で、球技では重要な意味を持つという。 『J・R=42』『J・C=14』『M・J=23』 ▼ もちろん、これらは数式ではない。 ▼ 左辺は人名……、つまりイニシャルである。 ▼ 挙げたのは、野球、蹴球、籠球の例である。 ……解けただろうか? 答えは…………………………………………… …………………………………………………… …………………………………………………… ……………………………………『背番号』だ。 1番目は、MLB史上初の黒人選手、 ジャッキー・ロビンソンを表したもの。 2番目は、トータル・フットボールの申し子、 ヨハン・クライフを表したもの。 3番目は、バスケットボールの神様、 マイケル・ジョーダンを表したもの。 ☆☆☆ では、上記の問題を体験した方々は、 『55』という数字を見て、誰を連想するだろうか。 ほぼ全ての人が、松井秀喜を挙げるはずだ。 そう、この背番号は彼の代名詞……、 いわば“ゴジラナンバー”なのである。 その証拠に、彼はエンゼルスでも同じ番号。 日本球界を見渡しても、その影響力は絶大だ。 “なにわのゴジラ”岡田貴弘(オリックス) “ハマのゴジラ”筒香嘉智(横浜) “赤ゴジラ”嶋重宣(広島) “幕張のゴジラ”神戸拓光(ロッテ) “佐賀のゴジラ”佐藤吉宏(元日本ハム) “伊奈ゴジラ”伊奈龍哉(元ソフトバンク) 見よ。パッと思い浮かぶだけでも、この数。 “ご当地ゴジラ”は近年、ますます増えている。 ところが、このオフ。 そんな“ひと括り”からの脱却を宣言した若者に、 思わずエールを送りたくなった。 1人は横浜のルーキー・筒香。 彼は入団会見で“ハマのゴジラ”ではなく、 あくまで“横浜の筒香”と呼ばれたいと強調した。 その意気や良し!である。 もう1人はオリックスのホープ・岡田。 来季からは登録名が変わる。 その名も、……その名も、T-岡田! 貴弘という名前のイニシャル、 更には肉食恐竜のT-REXを掛けたネーミング。 つまり、彼もまた“ゴジラ”とは別の存在を 目指すことにしたのだ。 やはり、その意気や良し!である。 実はこの道、松井自身も通って来た道でもある。 かつて、この『55』という背番号は、 “ゴジラ”とは別の意味を持っていた。 王貞治のシーズン本塁打記録だ。 当時は大豊泰昭などもつけていた背番号。 込められた願いは……。 「同じくらい本塁打が打てますように」 しかし、いつの頃からだろう。 「松井みたいになれますように」と、 その意味は変わっていった。 松井の活躍があったからこそである。 筒香とT-岡田。 2人の大砲は自らの活躍で“脱ゴジラ”を実現できるか。 答えが出るまでには数年の時間を要するだろう。 ☆☆☆ 最後に余談を。 来季、新しく『55』を選んだ男がいる。 西武への復帰が決まった工藤公康だ。 選んだ理由は、5月5日生まれということと、 ダイエー時代の後輩で、夭逝した藤井将雄さんの 背番号15に因んだ数字ということ。 興味深いのは、工藤自身が『47』番を 自らの代名詞にまで昇華した事実。 実際、西武で現在『47』を背負う左腕・帆足和幸は、 工藤に憧れてこの背番号にしたそうだ。 西武というと、菊池雄星が入団し、 背番号は『17』に決まった。 果たして将来、これを代名詞とできるか。 Please crick here !! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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