カテゴリ:野球
マウンド上で目をパチパチ。
木曜日“瞬き投法”の中山が8回1アウトまで、 ノーヒッターという快投を見せ、9連勝。 金曜日“ニコニコ投法”の西が4失点するも、 伊藤の同点打、岸田の無死満塁劇場があって、ドロー。 そして、昨日。 1997年以来の10連勝を狙うオリックスは……。 帆足に完封を喫して連勝ストップ。 寺原の“初回失点プログラム”、 西武の“中軸全員オリックスキラー”、 その全てが噛み合う試合展開になったので……。 途中でチャンネルを変えた。 で、何となく辿り着いたのは、 日テレの『高校生クイズ』だった。 何年かぶりに見たのだが……。 昔と違い、難問すぎて答えがわからねえ。 人生で聞いたこともない単語が続々。 本当に高校生か?という知識量と推測力。 『人間データベース』とか『記憶の天才』とか 『愛読書は広辞苑』とか、なんて異名だよ。 「宇宙の広さを計算せよ」と問われれば、 全くのノーヒントで答えを導き出し……。 「紀元前に起きた戦いを挙げよ」と問われれば、 教科書に載っていない単語を10も20も並べ、 大学の教授に「修士レベル」と驚かれる。 スタジオゲストとして招かれた高田延彦は、 早押しでの戦いを目の前にして……。 「全盛期のミルコのハイキックより速い」と コメントするのが精一杯だった。 そんなこんなで進んでいったガチクイズバトルは、 開成、灘という東西の名門同士の決勝となった。 開成は前回大会の覇者で、 一方、灘は3人の平均偏差値80以上。 東大生に出題して正答率1%未満だった問題を 筆記で、先に10問正解したチームが優勝。 もう滅茶苦茶である。 東大生の1%未満しか答えられない問題を、 高校生が緊張感の中、答えるというのか。 そして、どこまで視聴者を置き去りにするつもりか。 過剰過多な煽りとCMを何度も繰り返し、 勝負は開成9、灘8となった。 そこで出た問題は……。 「明治時代、ベースボールを野球と訳した人物は?」 はーい、わかる人ー? 因みに、私は正解を知っていた。 まずは、灘の解答。 正岡子規。 次に、開成の解答。 中馬庚。ちゅうまんかのえ。 正解は……。 後者、中馬庚である。 開成、連覇達成。そして、私は……。 平均偏差値80の連中に勝ったよォォォォォ! 実は高校生クイズには、思い出がある。 その年の東北予選は、宮城県仙台市。 先輩、同級生と3人で乗り込んだ。 学力は学校でも下から数えた方が早いという3人。 しかし、YES・NOクイズで3問だったかな、連続正解! そして次の問題。 「時速150キロの速球を投げる投手、 投げた瞬間、その手元も時速150キロで動いている」 YESか、NOか。はーい、わかる人―? 我々が選んだのはNO。 不正解だった。 ところが、そこで奇跡が起きた。 会場であまりに多くのチームが不正解だったため、 敗者復活の機会が与えられたのだ。 そして、運命の問題が出される。 「ハチドリという鳥は蜂のように花の蜜を吸う」 YESか、NOか。はーい、わかる人―? 私は、YESを主張した。 残り2人は、NOを主張した。 肩をポンと叩かれ「多数決だから」と言われた。 不正解だった。 後日、この予選の模様が放送されたのだが、 先輩が「NOだ、NO。NO、NO、NO!」と、 力一杯断言しながらNOゾーンに移動する場面が映っていた。 ったく、どあほう共め。 後日談はもう1つあって、部活動の合同合宿。 他校とのレクリエーションでクイズ大会が開かれたのだ。 そこで出た問題。 「時速150キロの速球を投げる投手、 投げた瞬間、その手元も時速150キロで動いている」 さては、お前らも出ていたな? 今度はYESと答えた我々であった。 Please crick here !! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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