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テーマ:心地よい住まい(272)
カテゴリ:土地を買うまで
ふぅ~ (-_-)。o O
自称○○ハウスというような名称がついているが、ふたを開けてみると家族で経営しているような小さな工務店というか事務所だった。 ゴルフで知り合いになったそのオヤジは、ボクたちを快く受け入れてくれた。最初にびっくりしたのは、その”もてはやされ方”だった。 不動産から設計施工までを行うオヤジの工務店には、ボクたちが希望するエリアの土地はなかった。しかし、やはり一緒に土地を探してくれるような話をはじめ、ボクたちの個人情報をいろいろと聞き取っていく。 自称美人妻は、とてもあきらめのよい性格のため「土地がないならここに用はないわ」と言っていたが、オヤジのしつこさは、土地がないぐらいじゃ引き下がらなかった。 「土地はないけど、いろんな情報があるし、明日も来たら?」 ボクたちは、夫婦共稼ぎだが、ほとんど残業というものがない。 また職種は違うが同じ会社で働いているため、会社帰りに一緒に打ち合わせに行くのはお安い御用だった。 「じゃあ、明日・・・」 翌日、訪れてみると、 「ふたりの2年分の納税証明書をとらせてもらったから」とオヤジ。 なんでも納税証明書によると、ボクたちが借金できる額がだいたいわかるらしい。 だいたい、何でオヤジにそこまで調べられなきゃならないのか?普段温和なボクもさすがにカチンときた。 すると、すかさず隣に座っていた自称美人妻が 「まだ土地もないのに予算ですか?ずいぶん夢がないこと言うんですね」 「それはそうですよ。なんだかんだいっても、まずは予算を先に決めないと話が進みませんからね。」 オヤジも負けずに言う。 ボクたちは、マイホームへの夢を語る前に、「予算」という現実に向き合わされることになる。 自称美人妻は、むっとしていた様子でお茶をいれていた。ボクはハラハラした。だって、自称美人妻が怒ると、本当にこわいんだ。 冷静に、淡々と、相手がどんなに偉いやつでも、おかしいことはおかしい!と言い放つ。確かに、正当な怒りだから、誰も文句は言えないんだけど。 まぁ、この日は、予算を突きつけられただけで話がおわった。 小市民、土地から家を建てることって本当に大変かも。 ボクは途方にくれた。 つづく ふぅ~ (-_-)。o O お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月31日 13時34分36秒
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