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テーマ:心地よい住まい(272)
カテゴリ:土地を買うまで
ふぅ~ (-_-)。o O
オヤジというのは、もともとハウスメーカーにいたそうだ。 そして独立したわけだからハウスメーカーよりも安く、融通のきく家作りを考えているんだよ。と時々夢を語る。 そして、ボクたちのマイホームへのお手伝いをしたいというような雰囲気に持っていくのがうまい。 しかし、土地がないことには、にっちもさっちもいかないのだから、明日も来て!と言われても…何を打ち合わせるんだろうか。 今にして思えば、客を逃さないための顔つなぎだったのだろう。 ある日、オヤジが「狭い敷地だが安い土地があるから紹介するよ」と言ってきた。 それは、自称美人妻が考えている「小学校の学区」とは少し離れたエリアだった。妻いわく第3希望区だそう。 まぁ悪くはない学区だそうだが、どんな土地なのか案内してもらうことになった。 線路の近くのその土地は、30坪ぐらいの確かに小さな土地であった。 こんなところに、家が建つの?と実家の小屋よりも狭いその土地を見てそう思った。 土地への入り口も狭くボクのセダンの車がようやく通れるぐらい。しかも道がわるい。愛車の腹をこすりそうだ。 正直、気に入らなかった。毎日の車通勤で、この狭い入り口はストレスだ。何より自称美人妻は、車の運転がうまくないから、心配だ。 だいたいその土地に2台も駐車場を確保できるのか?Uターンするスペースもなさそうだ。友達がきたら、車置くところも、路駐する場所もないぞ。 いくら、一般小市民でも、安いからという理由で買う気持ちにはなれなかった。 なのに、オヤジは、どんどん話を進めようとする。この辺でオヤジの強引な荒っぽい手口を知ることになる。 しかし、気に入らないんだから、仕方ない。心が動かないのだから。意外とボクも頑固。 そんな中でも、オヤジの強引なる手口は進んでいく。まず、一級建築士とのコラボレーションという設計図面をみせる。 こんなに狭い土地でも、見晴らしがよい都市型3階建て住宅というものにしたらどうか。 狭さはスキップフロアで解決! 市の将来計画には、この近くに大きな道路が通るから、便利になる。 とまあ いろいろな好条件を出してくる。 単純な自称美人妻は、いいかもねぇ。なんてのんきなことを言ってはいたが、結構頑固なボクは「気に入らない」の一点張りでがんばった。 しかし、さすがにオヤジが強引にすすめてくるので、ボクは疲れが出てしまった。オヤジに会いたくない症候群になりかけた。 それを察知した自称美人妻は、「なんとなく陰気くさい雰囲気の土地でいやだ。学区も希望のエリアじゃないので…」と強引なオヤジにあっさり、やんわり断り、この物件は保留となった。こんな強引なオヤジにさえ、あっさり断れる自称美人妻はたいしたものだ!・・・なんて感心している場合じゃないぞ。 つづく ふぅ~ (-_-)。o O お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月31日 13時34分27秒
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