今回は、ストーリーは自分が書くと分かりにくいかもしれませんので、
wikipediaから拝借します。
『戦火の勇気』~Courage Under Fire~ wikipedia
1996年製作・公開。アメリカ映画。
湾岸戦争中の砂漠の嵐作戦の最中、
戦車部隊隊長のナサニエル・サーリング中佐(
デンゼル・ワシントン/作中では、愛称の『ナット』のみが使われている)は
クウェート領内で敵の戦車と誤認して部下であり親友のボイヤー大尉の戦車に向かって射撃命令を下し、同士討ちを犯してしまった。
湾岸戦争終結後、軍は秘密裏にバスラでの友軍の誤射事件の調査を進めているのが判り、サーリング中佐は不安な思いで委員会の調査結果を待った。
そしてサーリング中佐はペンタゴンに戻り、軍のセレモニーや名誉勲章などを扱う部署での事務職を命じられるが、贖罪の機会も与えられないままその仕事をするのはサーリング中佐にとって苦痛以外の何物でもなく、
以前にも増してアルコールに溺れるようになっていた。
サーリング中佐の上司であり心の師でもあるハーシュバーグ将軍(
マイケル・モリアーティ)は事件を軽視し深刻に捉えるなと言い、
これからも支援すると約束した。
だが『ワシントン・ポスト』紙の記者トニー・ガートナー(
スコット・グレン)は何かを嗅ぎ付け、
サーリング中佐に取材攻勢をかけてきた。
名誉勲章などを扱う部署で勤務するサーリング中佐に命じられた次の仕事は、
史上初の女性名誉勲章受章者になるかもしれないカレン・ウォールデン大尉(
メグ・ライアン)の調査だった。
彼女は医療ヘリに乗り、勇敢に戦って負傷兵を救助した軍人として候補に挙がっているのだ。
史上初の女性名誉勲章受章者と言う事で軍にとって最良の宣伝材料になると考えていたペンタゴンは彼女に授与する事に大乗り気だったが、
調査を始めてすぐにサーリング中佐は不可解な点に気付かざるを得なかった。
まず、ウォールデン大尉が救助に向かった補給部隊の下士官兵達の証言。
ウォールデン大尉のヘリは、予備の燃料ポッドを投下してイラク軍の戦車を爆破した後、機関銃で撃たれ岩場の向こうに墜落したと証言した。
翌朝別の、ウォールデン大尉の上司が指揮を執る輸送ヘリと攻撃ヘリが到着した時、
岩場の向こうでウォールデン大尉の部隊は小銃のM-16を敵部隊に向けて撃っていたと証言した。
だがその後、ウォールデン大尉の部隊で生き残った下士官兵達にM-16について質問すると、
「弾は無くなっていた」、
「誰も撃っていない」、
と証言がまちまちだった。
更に、生き残った部下4人のうち2人はウォールデン大尉は勇敢だったと証言したのだが、
1人は全身を癌に冒され意識が朦朧とし証言を取れる状態ではなかった。
一方、除隊後はプロボクサーを志望するモンフリーズ軍曹(
ルー・ダイアモンド・フィリップス)は、ウォールデン大尉は常に臆病だったと証言した。
ガートナー記者のしつこい取材攻勢をかわし、
調査を進めるサーリング中佐に軍上層部からの圧力がかけられ、
そして唯一ウォールデン大尉を臆病者だったと証言したモンフリーズ軍曹までもがサーリングの目の前で自ら命を絶ってしまった。
残る有力な証言者はウォールデン大尉と同じ衛生兵のイラリオ(
マット・デイモン)だけだったが、
彼もまた所属部隊から無断で離れ、
そしてMP(軍隊内の警察)は彼のロッカーから少量のヘロインを発見し、軍隊に戻らないまま彼は不名誉除隊処分にされており、行方不明であった。
ホテルの部屋でイラリオの証言を録音したテープを聞いていたサーリングは証言の中で、
イラリオの両親が所有している別荘の湖は美しい、と話している事に気が付き、一か八かの賭けでそこにいくと、
湖の傍で一人佇むイラリオを見つけた。
自分がヘロイン使用の容疑で不名誉除隊にされ、
そしてかつての仲間だったモンフリーズも死んだ事をサーリング中佐から聞かされたイラリオは、
ついに重い口を開きウォールデン大尉の死の真相について語り始める...。
スタッフ紹介、感想は、
次回に。