『スクワッド 荒野に棲む悪夢』
コロンビア・アルゼンチン・スペイン合作 (THE SQUAD)
~1964年に発生した内戦によっていまだ緊迫状態が続くコロンビアで、
山間部の基地との連絡が途切れてしまう。
ゲリラの襲撃によるものと判断した軍は9人の特殊部隊員を現地に派遣するが、
彼らが基地にたどり着くと兵士の姿はなく、
鎖でつながれた女性が1人と、
日誌が残されていた。
日誌には驚くべき内容が記され、
9人の隊員たちは極限状況の中で疑心暗鬼にかられていく。~
トレーラーはこれ ↓
銀幕大帝α 様 がUPされていたのを観て、
「ああ、やっぱり同じ感想だなぁ・・・」
と思いました。
随分前に観ました。
ハイ。
お察しの通り、
原語版・字幕無しです。
トレーラーの雰囲気が良かったんで観たんですが・・・、
う~ん・・・。
銀幕大帝α 様
も書かれておられましたが、
あの女性がなんだったのか、全く触れられていない。
否、必ずしも明確にする様な必要無いとは思います。
日本を始め、米などは余りにも、作品の中で
「これは、あれで、あれは、これで。」
と語りすぎだと思います。
もっと観客に想像させるラインを引くべきだと思います。
そうかと思うとまた一方では、
演出の未熟さを誤魔化すために
はたまた、オチのつけ方に困ったからか、
うやむやにして
「君たちでの想像しだいさ♬」
などと
中途半端で無責任な
印象の作品が氾濫していたりします。
で、
今回のこの作品は、少しでも、
「あの女性はなんだったのか?」
と言う、「カット」、「シーン」
を入れるべきだったのではないかと思います。
彼女が
「普通の人間」、「人外」
は別として・・・。
ただでさえ淡々としているラインで、
『結局自分たちの観たのはなに?』
になってしまうじゃないですか?
1シ-ンでも匂わす
「何か」
があれば観客は想像できる。
それがなかったら
107分間
なんだか無駄に過ごしてしまった気も拭えなくなります。
戦地においての人間の精神的異常さを描きたかったんでしょうけれど、
それならば演出・プロットを変えたほうが良かったのではないでしょうか?
雰囲気が良かっただけに残念です。