memo

昨日の夕方おそく、薄暗い中をはるくと散歩していた時。
何か、黒っぽいものが道路にうずくまっているのが見えました。
大きさからすると、子猫？？？
何しろ、薄暗くて近くに行くまでわかりませんでしたが
正体が見えた時、そのカルガモが立ち上がり
よちよち歩き始めました。
しかし、右の翼が少し下がっています。
事故に遭って、傷めたのでしょうか。

歩ける程度なら、できれば人間が介入しない方がいいけど
割に車が多く通る道なので
道路に座り込むのは危険すぎます。
遠巻きに、道の端に寄るように
シープドッグの要領で誘導。
つまり、相手が急発進しなくて済む程度に
距離を保って追い込むように、
行きたい方向に移動させるのです。

うまく民家の袋小路に移動してもらって
しばらくその場にとどまってくれることを祈りつつ
はるくを家に戻し、猫用キャリーと保護用タオルなど用意して
再び車で現場へ。

近くまで行ったら、またも道の真ん中にうずくまっているカルガモ。
さっきの袋小路から出てしまっていました。
これは、やっぱり保護して明日、病院に連れていく方がいいかなと
キャリーを車から降ろし、
そっと道路の真ん中からはしに寄せていき
大きな倉庫の前で捕まえようとしたのですが
ブロックの隙間から倉庫の敷地に逃げ込んだカルガモ、
そのまま広い駐車スペースに歩いて行って座り込みました。

入口はロープを渡してあるだけなので
いくらでも入れるのですが
さすがに勝手に敷地に入ると警備員さんが出動しそうだし
その場所にいる限り、カルガモは安全なので
そのまま、本人に任せることにしました。

一旦、その場を離れて用事を済ませ、
再度、そこを通った時も
カルガモは同じ場所に座っていたのですが
深夜、はるくの散歩で通ってみると
既に姿はありませんでした。

少し休んで体力が戻って
より安全な場所に移動したのならいいのですが。

ケガをした野生生物は
人間が介入しない方がいい場合が多いです。
ひとつは、人間側の安全が脅かされることがあるから。
特に鳥類は、鳥インフルエンザなど
の危険な病気で弱っている可能性もないとは言えないからです。
そして、野生生物は弱っているように見えて
実は人間が手を出すことの方が大きなストレスに感じて
体調を崩すことがあるから。

保護しなきゃ、と思うことは、
余計なお世話と心得て、
見守り、祈ることが一番です、


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