カテゴリ:きのこ
ニギニギ通信
居住地・山形〰秋田の雑木林 菌根菌(地面から生えるキノコ)は不調 ならばと かってのニギニギのキノコフィールドである、福島県・南会津地方の山への遠征を決行! 移動距離が330キロ 時間も掛かるけど 背に腹は代えられない状況だしね。 初日 巨大松茸も採ったかつてのフィールドがいきなり 応えてくれた こ、これはもしやダイコク! 遠征しても苦戦は必至だったが、まさかの王様キノコ ホンシメジが! 出たのはやはり 綺麗な林床でした。 山の棚!的なところも当然で、 山形に越して以来、実に7年ぶりの再訪でしたが、流石に一線級の雑木林でした。 ただし 以前に増して藪が濃くなっていました。 クマの気配は満々でも、しばらく人の入った形跡はありませんでした。 ここも 山形・最上郡の山と同様で荒廃気味なのかな。 この日 最上級キノコであるホンシメジは少量ながら採れたけど、キノコ全体での収穫は芳しくありません。 他に採れたキノコは ヌメリササタケ カノシタ スミゾメシメジ・・・ 寡少だ 木材腐朽菌すら 姿形もなく 初日は終了 でも この日の宿はとっても楽しみだったんだ。 道の駅キララ山口からだいくらスキー場方面へR289を走らすと右手に見えてくる ”ゲストハウス ダーラナ” 築150年、茅葺の古民家を 北欧スウェーデン調に改築した 独特の空間が随所に! 階段脇の白い壁のくり抜き こういうところが大好き こんな素敵な空間で夕食を もちろん この時は ニギニギ 作業着じゃあないですよ こんな厨房 憧れますね 今や ニギニギ民宿での定番メニュー ナメコの洋風スープもここの夕食から頂いたものです。 この宿も山形に越してから 7年ぶりの再訪でした。 ちょっと サプライズ 今回 食事から何から サービスを提供してくれたのは 都会から移住の ”山の民女子” 又もニギニギ用語ですので解説を ↓ *山の民女子 ヤマタミガール* いわゆる山ガールとは違います。山ガールは純粋に山登りを楽しむ女子。 そう、”純粋登山”(これもニギニギ用語) この純粋登山と全く対峙するのが キノコ 山菜 木の実を採るために山に分け入る登山 これを 地元のマタギと一緒にやってしまうような人のこと まさか キノコを採る話で盛り上がるとは・・・ 山形に帰ると 私の所属する林業組織にも ”林業女子” がいます。 この娘も単身で 豪雪地に乗り込んできています。 木を倒すのはもちろんまだまだですが、体力もあり、林業に対する気構えはなかなかのもんです。 山ガールでなく、山暮らしの民としての見込みがあるから! 来年の夏シーズン ニギニギが独自で推進している、”登山道 刈り払い事業” 例の泊まりでの山刈り 連れていこうと考えています。 さて 話を ゲストハウス ダーラナの夜に戻して ダーラナを切り盛りする ”山の民女子” 彼女と 林業女子 二人の同年代の”ヤマガール”たちが どうしてもニギニギにはダブって見えてしまう。 凄いね 今の若者! ニギニギがうら若き時代に 一度は躊躇した林業と山暮らしの世界(何度かブログで書きましたね) この人たちは 俺よりも遥かに若いうちにその世界に飛び込んできてる! 翌日 ヤマタミガールには ヤマブシタケをお届けしました。 彼女だと、ヤマブシタケをどう調理したのかな 少し興味あるところです。 キノコツアーなので ダーラナに宿泊した翌日(遠征2日目) 南会津の寄り奥のとっておきの山へ ここは本来なら シャカシメジやらクリフウセンタケ、夏場ならチチタケなど優秀な食菌が続々でる山です。 そんな超有望な山だからこそ、遠征もしてきたのですが・・・・ 残念ながら 今年は キノコのN師匠曰く ”近年もっとも菌根菌の発生が悪い” だから この山のことも教えてくれたN師匠からは事前に ”来ても無駄足だよ” と釘を刺されてはいたのです。 それでも あえて遠征を決行した理由はあるのです 後ほど 連続的にブログで書きます。それはそれ 今回のブログテーマは”キノコ”なので その流れで 書ききります。 遠征3日目の最終日 栃木に移動してのキノコの採取地は 山ではなく郊外の自然公園! キノコの熟練者だとこうした公園は近場でかつ 超有望なキノコのシロです。 実際 3日目にして結構採れた ハタケシメジに スミゾメシメジ アケボノサクラシメジ 木材腐朽菌っぽいハタケはとにかく 出ないと言われたスミゾメやサクラなどのシメジ系が出たので これは もしかすると 10月も後半に入って 菌根菌爆発!の可能性もあるかもしれません。 今年 まだ採れないけど、ニギニギの料理に欠かせない ”コウタケ”も ギリギリで間に合うかもしれない! 昨年 秋田の某所で 帰宅して 採ったキノコを調理しました。 庭で採ったミニトマトと唐辛子を混ぜての↓ スミゾメシメジとカノシタのペペロンチーノ サクラシメジ類は これまた畑から採れた冬瓜とのスープにしました さて 味の王様 ダイコクシメジ(ホンシメジ)は ベーコンとバターで炒めて食しました。 歯ごたえ抜群で上品なお味でした。 次回は是非 師匠お薦めのシンプルなホイル焼きを試したいと思います。 山形の自宅に帰ってきて・・・ 原木のキノコ見に行ったら”あっ” 椎茸のほかにも ホオノキの榾木からヒラタケが出てきてた これだけ 庭先で採れるのなら 何も南会津まで遠征しなくとも・・・・ でも そういうことではないんだよね。 キノコハンターの性とは 面倒なものです。 判る人には判る! ヒラタケが出たのなら 早速 今年最後の夏バージョンすき焼きに! 当ブログに何度も登場してきている このすき焼き 今採れない 白菜の代わりに・・・ 夏野菜のトマト 甘南蛮 ピーマンやシシトウ 今回は採れだした下仁田ネギやホウレン草も加わって 割下も当然 キノコで出汁採って アケビ味醂加えて・・・ 煮込むごとに肉の脂に、トマトの酸味に青い野菜のホロ苦みが相も重なって それはそれは美味しいものに よく考えれば 今回のすき焼き 肉と卵を除けば 野菜もシイタケやヒラタケも ぜーんぶ自家製じゃないですか! うん なかなかよろしいんではないでしょうか! 遠征絡みのブログは 今回が第一陣 すぐ 続きの第二弾も載せます。 二陣目にこそ 今回の遠征の本当の目的があるのです。 ニギコ 野菜出荷に頑張ってますの図↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.19 22:11:06
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