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予備自衛官補"狭き門"、大震災で初招集され関心高まり受験者増/神奈川カナロコ 9月25日(日)9時0分配信
相模原市内のアルバイトの女性(21)は現在、陸上自衛隊武山駐屯地(横須賀市)での予備自衛官補の教育訓練に参加している。 高校在学時に起きた新潟県中越沖地震の被災地支援に従事する自衛隊の様子をテレビで見て、関心を深めた。今年3月の震災で「自分にできることは何か」を考えさせられ、訓練参加を決めた。「将来必要とされたときには、役に立ちたいと思います」 本年度の予備自衛官補採用予定数(一般)は全国で1400人。県内の今回の受験者は270人で、67人が合格。倍率は4・0という"狭き門"だった。 神奈川を含めた1都10県を管区とする陸自東部方面隊では、武山に駐屯する東部方面混成団が訓練を行う。現在の訓練には女性を含む20~30代が参加。初回には「震災で自分にできることを考えた」と自己紹介した参加者がほとんどだった。指導官は「訓練生の志の高さに驚く」と話す。 ただ、本業を別に持つ社会人にとって訓練の日程を終えるのは簡単ではない。予備自衛官補には3年間で50日間の訓練が義務付けられているが「例年なら最後まで修了できるのは半分以下」(混成団)にとどまっている。 今回の震災では被災地を中心に441人の予備自衛官が招集され、常備自衛官部隊が出動した後の駐屯地で後方支援任務に当たっている。 ◆予備自衛官 各国の予備役制度に相当する制度。普段は社会人や学生としての立場を持ちながら、練度維持のため一定期間の訓練を受ける。未経験者は学科や適性検査、身体測定などの試験を経て予備自衛官補として採用され、教育訓練を修了した後に予備自衛官として任用される。特定の部隊には配属されず、有事や災害時には各地の地方協力本部ごとに招集される。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年12月06日 21時54分30秒
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