ガンが教えてくれたこと

今年も残り少なくなった今日、


『２０１２年やるべきこと』に書いた、ある決意を実行してきました。


それは　献血　です。



私は若い頃から血管が細く、なかなか注射針が入らなくて

健康診断の採血などでも、嫌な思いを一杯してきました。



入院時も点滴の針が打てず、看護師さん泣かせでしたが

入院したお陰で、注射針が入りやすい位置がわかりました



それからは、注射針がそんなに嫌にならなくなったのです。


そして、ガンを発症してから６年経ち、以前から

一度は経験しなくては・・と思ってた献血を、今年やるべきことの

１つにしたのです。


でも、一人だと献血センターにいく勇気もでず

どうしょうかなあ・・・と、モンモンとして１２ケ月が経ち

今年も無理だったかと、思ってた矢先、

会社が１つのボランティアとして、献血を実施してくれたのです。



これはラッキーと思ってすぐに登録しましたが

希望者が少ないという事で、数名の営業マンを誘いました。

皆、初めてですが、私と同じような気持ちで

一度はやらなくては！と思っていたそうで、すぐにＯＫしてくれました




その中で、血圧も血液の比重も、文句なしだった私

１番先に献血のベッドに横たわりました。



今日が初めてなので、２００ｃｃでお願いしますって言ったら


この時期、血液が不足しています。
しかし、２００ｃｃは需要が少ないので４００ｃｃでお願いします

って言われたんです。


需要がないって、どういう事なんだろうと思いながらも

根性いれて、４００ｃｃでＯＫしたのですが・・・


これがもう途方もなく痛くて・・・

注射針の先端が、血管にちょっと触っているだけっていうわりに

激痛で顔をゆがめていたら、『やめますか？』と聞かれました。

けれど、ここでやめたらなあと思って、続けるって言ったら

意外にも血管の中にちゃんと入った方が、痛くなくて

そこからスムーズに２００ｃｃは取れたんです。


が、です。

その後、全く流れなくなってしまい(笑)

カイロを握りしめながらグッパーグッパーし、看護師さんも

あの手この手と温めてくれるものの、チョロチョロと採れるだけ


そのうち、後から来た営業マンが次々と終わっていき(笑)

看護師さんも見かねたのか

『これ以上続けると仕事に差しさわりあるし
このあたりでやめましょうか？』

と、言ってくるのです。


けれど、３００ｃｃだと、献血として扱われないそうで

あと１００ｃｃ、時間がかかっても取ってもらわなくっちゃと

最後まで我慢して、なんとか４００ｃｃ取ってもらいました。



あまりの遅さに、受付の人も問診の先生も看護師さんもビックリ

初めての人は、時間かかるんですって言うけど

ちょっとかかりすぎました




というのも、事務所に戻ったら、一斉に皆が

『あまりに遅いので、どこかで倒れてるんじゃないかと

迎えに行こうと思ってたところだった』っと、言うんです。


そう言えば私、ビルの１階にある献血バスに向かって

事務所に戻るまで、約１時間もかかっていました。(笑)


確か、１０分程で終わるって言われてたけど・・・




あとで、一緒の時間帯に行った営業マンから


『ニコミナさんと僕たちとの扱いが全然違った』

『みてて、倒れるん違うかと思った』　と言われました。

はあ・・・恥ずかし



何故２００ｃｃではダメないのか、血を取られながらきいたら

だいたい輸血する時は８００ｃｃ~　なんだそうです。

４００ｃｃだと二人の血で補えるけど

２００ｃｃだと３~４人の血となり、それだけリスクが高まるんだそうです。

いくら新鮮な血とはいえ、他人の血を入れるという事は

生死にかかわってくるんですね。

納得です。




１年を通して、本当に血液が足りないそうで

これを機にまた行こうと思いますが、あの注射針がねえ・・

もう少し、細くならないかしら





で、献血が終わって仕事していたら

妙にテンションが上がっていくんです(笑)


そう、献血した営業マンもです



血を抜くって、凄いですねえ・・・


でも、抜いた後は新しい綺麗な血ができるとのこと。


コレステロールでドロドロした血が減って、サラサラになるかな？