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テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:はちゃめちゃ★我が家の模様
皆さんもご存知の通り、
私は無謀にも、 最近、 毎週末、近場のヨーロッパに出かけております。 今週は、幸いにもロンドンで休んでおりますが、 飛行機で1-2時間もいけば、イタリアにもフランスにもいけるロンドン。 でも、こうして旅行すると、その旅行に使った資料、そしてチケットなどの紙くず.... 紙くずとはいえ、思い出の紙くずがたまってしょうがありません。 今、旅行記をまとめているのですが、その思い出の紙くずを早く整理して、部屋をすっきりしたい、いえ、本当は、こうすることで、心をすっきりしたいのです。 ひとつひとつにちゃんと目を通した後に、捨てる、或いはスクラップにする。 そんな作業なのですが、これが結構時間が掛かる。 皆さんもそうなのでは、ないのかしら。 私は整理が得意な方ではないので、たいへんです。 おっくうです。 で、旅行記をまとめるのも、ついあとあと、に後回しにしてしまう。 本当はどれも捨てたくないよね。 だって、どんな小さなものも、思い出があるんだもの。 でも、そうするわけにはいけません。 捨てて、また新しい旅行をするのです。 ◇◇◇ ところで、最近、この旅行続きで、 思いました。 ときどき、ふと、街角で、 「なんか面白くない...」 つまりオーバーエクスポージャーです。 おいしいものも、毎日食べていたら飽きてしまいます。 旅行も毎回、違うところにいっているとはいえ、 旅行の目的自体、現実から離れて、違う世界にいってみる...ということが前提なわけで、 頻繁にそういうことをしていたら、その効果のありがたみがなくなってしまう。 つまり、旅行という「ドラッグ」も効かなくなってしまう。 そして、 ふと、旅行中に、 「私、ここで何やってんだ?」 と空白のなかに落ちてしまい。 ちょっと、旅行がつまらなくなってしまいます。 これでは、いけませんよね。 ふと、昔を思い出してしまいました。 遠い日本から、ヨーロッパを、アメリカを、南米を。 ああ、どこでも、夢を思いをはせながら、前日からどきどきさせながら旅立った あの思い。 旅行の醍醐味は実はあのどきどき気分にあるんだよなあ。 それが 最近は、まるで、近くにショッピングにいくかのよう。 見聞は自分の感性を通して、目を、耳を、舌を、と感覚を通して、そして思考を通してされるわけですから、 この感性が鈍っていては、実はたくさんのものを目の前にしていながら、見落としてしまう。 そう、見ていないのであります。 旅行しても、感性が鋭くないと、何も見れないわけですから。 そんなわけで、最近鈍っている私の感性でもって、旅行しても...私は見ていない。感じていない。 もったいないことをしている、 そんなことを思いました。 おまけに、ちょっとむなしい... だから、ロンドンにいればヨーロッパの各地に簡単にいけて羨ましいと言われることがありますが、 実はそうじゃないんです。 大切なのは感性なのですよ。 その土地にいって、何を、どれだけ深く見たか、感じたか、 感動したのか、ということなのです。 簡単に、そして数いっぱい、旅行したというのは、 何の武勇伝でもない。 床に、ソファに、机にいっぱい広がった、思い出の紙くずを見ながら、ちょっと悲しく思っている私でした... ◇◇◇ 先日の南フランスドライブ旅行の旅行記(前半:カサールの城廻り)を更新しました。後半の北スペイン編はもうちょっと待ってね。 こちらをどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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