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テーマ:人間論(人対人の場合)(62)
カテゴリ:今だから
西欧人旅行者が日本を訪れる理由として、
良くも悪くもミステリアスだと言われ、 それは確かにそうなのだと思います。 日本はいろいろな意味で遠いのです。 ミステリアスのポジティヴな理由は、 独自の文化と伝統、美しい自然と風景、 技術とイノベーション、食文化、 治安と清潔さが挙げられます。 また、ネガティヴな理由として、 非言語的なコミュニケーションの違いが、 日本人の行動や態度が理解しにくい点、 日本は一体感や共感を大事にする一方で、 外国人はそれに入ることができないこと、 習慣やマナーの理解の難しさ、 労働環境の厳しさが理解できないこと、 これらはチャットGPTの答です。 いずれにしても興味や好奇心がなければ、 時間やお金をかけてやってくることは、 なかなか敷居の高いことと思われます。 人それぞれの価値観も大きく影響します。 海外の国に行くことの興味は人にも言え、 尊敬してもファンであっても、 直接対面で話せるかと言えば、 人によって全く異なるかもしれません。 また、相手のステータスを高く感じれば、 なおさら声はかけにくいものです。 ただそのきっかけは些細なことで、 仕事場などで同じ立場が共有できると、 親近感が湧き近づくことができます。 そこに能力や容姿は関係しません。 たくさんの人と分け隔てなく、 繋がりを持てるというのは大きなスキルで、 そのスキルをどう活かせるかが、 人生に大きな影響を与えるのだと思います。 政治家はその才能に長けているはずで、 総理ともなればいろいろな人と出会います。 安倍元総理は回顧録で各国首脳の中でも、 習近平氏とは打ち解けて話せないと言い、 彼は共産党の思想信条は持っておらず、 政治権力を掌握するために入党したと。 「民主主義国家は選挙で交代しますが、 独裁政権はある日突然倒されます。 権威主義国家の指導者のプレッシャーは、 我々の想像を超えているんじゃないかな。」 北朝鮮の拉致問題で考えると、 交渉に入る前に誰が話をできるのか? 海外の要人に間に入ってもらえるのか? どんなに準備や想定をしてもそこに尽き、 国家間と言えども個人の関わり方次第です。 声を上げるだけでは届かないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.22 14:07:18
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