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カテゴリ:トップリーグ2010-2011
トップリーグ2010-2011シーズン、いよいよ開幕しましたね!
予想通り、いや、予想を上回るハイレベルな戦いでした。 勝ったのは、三洋ワイルドナイツ、12-7!昨シーズン同様、東芝の猛攻をはねのけました。それではレビューです! まず、驚かされたのは、三洋の個々の選手のタックルエリアの広さ。相手を追い込むことをトラッキングと言いますが、そのレンジがとてつもなく広い!これが、あの鉄壁のディフェンスの基礎となっています。特に12入江選手。彼は外せない存在ですね。 アシストタックラーのルースヘッド(体が開き、ボールに近いサイド)への打ち込みもほぼ完璧でした。ユ・ヨンナム、ダニエル・ヒーナン両選手の打ち込みは強烈。見ていて熱くなりました。 対する東芝も、前半こそ三洋のキッキングラグビーに付き合ってしまいましたが、後半は立ってつなぐ、本来の東芝のラグビーが炸裂!ただ、残念だったのが、ハンドリングエラーの多さでしょう。 昨年とは全く別のクオリティ。スーパー14を見ているようでした。以下、昨年から大幅に成長した2チームの共通点を。 ・フィジカル この高温多湿の中、80分間戦い続けられるフィジカルは、今期のトップリーグを象徴することになるのでは?フロントローが走り、バックスが当たる。これが今期のトップリーグの常識です!外国人選手も、よっぽどのレベルになければ、ラインの裏に出るのは難しいでしょう。それくらい、コンタクトスキルは上がっていると思います。 ・ミス待ちは許されない 例年のトップリーグ序盤は、キック→相手のエラー、が少ない方に分がありましたが、この図式が今期は崩れそうです。アタックも攻める、ディフェンスも攻める。つまり、ミスを待つのではなく、相手のミスを誘い出すレベルが求められています。 ・アンストラクチャ セットプレーからではないアタック、ディフェンスが今期のトップリーグのカギを握ります。だいたい攻撃の半分はアンストラクチャから始まりますが、タックラーのルール改正もあり、アタックには有利なシチュエーションとなりました。昨日も、キックカウンター、ターンオーバーから、大きくゲームが動きました。 ちなみに、昨日の試合のキックは両チーム合わせて55本(野澤調べ。誤差があったら許してね)。昨年のトップリーグでは平均して65本のキックがありましたから、この気候を考えると、不用意なキックが減っており、シーズンが深まればさらに減少すると思われます。ちなみに今期のトライネーションズニュージーランド-オーストラリア戦は27本(エディさん調べ)。どのチームが、このアンストラクチャのシチュエーションを制するでしょう? とにかくすごい試合でした。 見終わった後は、さながら戦意喪失です。もし、自分がコーチをしていたとして、果たしてあのクオリティのチームを作れるだろうか・・・。もっと真剣に、もっと勉強しないとついていけないです。頑張ります!! 昨日は北村、岩根君(アメフト、鹿島ディアーズ。ちなみにXリーグは来週開幕!)、古村さんと観戦しました。 追記 昨日、最も大きな歓声を受けたのが、交代で出場した三洋ウィング山田章仁選手。素晴らしい動きを見せていました。アタックこそボールに絡むシーンはありませんでしたが、後半20分過ぎに登場して、何本タックルしたかな?チームが疲れている中、非常に高い危機管理能力を発揮していたと思います。彼の取り組みが垣間見えるプレーだったのではないでしょうか。今期は彼に注目します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 4, 2010 08:28:14 AM
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