高校野球予選の状況その17
皆さまこんにちは。高校野球予選の状況その17をお送りします。昨日は大阪と西東京で決勝が行われ、大阪桐蔭と東海大菅生が代表になりました。高校通算本塁打の記録がかかっていた清宮を擁する早稲田実でしたが、東海大菅生の松本の力投の前に2対6で敗退。3年連続準優勝だった東海大菅生の呪縛が取れた試合でもありました。大阪では1990年の渋谷以来の公立代表を目指した大冠と大阪桐蔭が対戦しましたが、8回裏の5失点が無ければこの試合どうなっていたか?あの8回の5失点があったからこそ、最終回に大冠が意地の4点を取ることができたのではないのでしょうか?これで大阪桐蔭が3年ぶり9回目の出場ですが、徳山投手がこれほどまでに苦しんだのは見たことがありません。それだけ最終回の大冠の攻撃は見事でした。これで履正社も「大阪桐蔭は全寮制だから」という言い訳もできないでしょう。何せ公立でもここまで戦うことができたのですから。ちなみにこの大冠、今から31年前の1986年に島上大冠として出来た学校で、当時1年生だけで挑んだ夏の大会で羽曳野に3対0で勝った歴史があります。さらにその3年後には5回戦まで進出。あの当時優勝した元木擁する上宮相手に控えピッチャーから2点先制、その後延長11回にサヨナラ負けをするのですが、その28年後(すなわち今年)に準決勝でその上宮に勝って決勝進出を果たしました。今回は残念でしたが、この準優勝効果で期待のできる有望な中学生が入部してくれることでしょう。予選の話に戻りますが、昨日は宮城で東陵と仙台育英が2対2で引き分け再試合。今日また試合が行われます。そして明日決勝です。思うに宮城は参加校数がさほど多くないのになぜいつもこんなに遅いのか、宮城県高野連が理解できません。もっと余裕を持って日程を組めばいいのに、これでは選手が気の毒です。よければクリック願います。