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カテゴリ:家族
実は。
三月末頃から、実家の父が体調不良との連絡。 昔から、母の方はは病弱で身体にも障害を持っていました。私を産む前に脊椎カリエスで股関節を切除し片足が不自由に。肺炎をこじらせ高熱のため方耳は聞こえない。しかもその時臨死体験をしたとか。5年ほど前には大動脈瑠(心臓から全身に血液を送る弓なりになっているあの血管)のため、人工血管に交換する10時間の大手術をし、二年前には膝を人工関節にしたりと、とにかく心配の耐えない母でした。 しかし父はそれまで全くの健康体。検診でも食事に塩分が多いよと言われるくらいで、数値的には全然引っかからないというデコボコ夫婦でした。 私の兄の不始末の処理などで退職後の余生を台無しにされての、ここ数年の父母の苦労は見るに絶えず、私も何度も実家に通いました。一緒に住めればもっと力になれたんでしょうけど、そううまくもいかず・・・。 その矢先、私としては「とうとう」と言う感じでした。父の具合が悪くなるのはいずれ時間の問題だろうと感じていました。それなのに何にもしてあげられなかった・・・。 今まで入退院を繰り返していた母の面倒を見ていた父が倒れ、今度は常に病人である母が看病をすることに。 何の病気か全くわからず1ヶ月が過ぎ、レントゲン、エコー、CT、MRI・・・何をやっても分からずに、そのうちウツじゃないの?という医者が。なんか原因が分からない食欲不振、意欲減退、低血圧(上が80!?)だとそう思うらしく、一応抗ウツ剤を飲み始めたが何週間経っても改善する兆しがない。どうも違うぞ?ってんで母はセカンドオピニオンに。それでも病院はどこも入院させてくれない。病名がしっかりわからないからだ。(それを見極めるのが医者じゃないの??)やっと知り合いに紹介してもらった病院に検査で入院させてもらうと、どうも甲状腺の働きが悪いねってことで、その治療を始めた。それでも一向に回復する兆しがない。 そこで母は最後の手段として紹介状をもって日赤に行った。そしたら若い医師が「甲状腺以上の疑いって紹介状だから、それしか調べない」と言った。 は??それで良くならないから来たんでしょ???バカじゃないの?それで車椅子でしか移動できない父と足を引きずってその車椅子を押す母を尻目に、検査終ったら帰れと。 もう心身ともに疲れ切っていた母は「この状態で帰れって言うのは、死ねって言ってるのと同じだ!」と泣きなら食い下がった。 すると隣の総合診療科の先生が「ベッドも空いてるし、入院して詳しく調べたら?」と言ってくれた。そのお陰でやっと入院できたのです。以前のところは診断の間違いに気がついていなかったため、看護婦さんはうつの老人の介護のような接し方でしか対応してくれなったし、父と実際話をしてみたら「どう考えてもこの屁理屈こねるトコや、ひねくれた物言い・・・体力的に元気がないだけであとはいつものお父さんじゃん」とウツじゃないんじゃないのかと思っていたんですよね。 そしていろいろ調べた結果「副腎皮質機能低下症(アジソン病)」ではないかということ。で、ステロイドを投与したら、ウソのように食欲も血圧も戻ったんです。今までの4ヶ月は何だったの?? この時ほど「この症状はどんな病気なのか」を最初に判断する「見立て診断」が大事だと思ったことはないです。その良し悪しによって手遅れになることもあるのですから。父の場合あと数週間遅かったら、やばかったとのこと。 現在では退院もして自宅で落ち着いているようです。体重も減って体も軽くなったといいますが、これからの生活はストレスを無くすことが一番みたいです。ニャンコとワンコに癒されつつ、家族にはいつまでも元気でいて欲しいものです。 長々と呼んでくださった方、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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シチベエさん
>おとうさん!よかった! >お母さんの本気の涙が >治したようなもんですね! >愛の力は偉大だ! ----- ■ありがとうございます~~ 実はこう見えて、昔っから仲の悪い夫婦でして。けんかの時は鍋やら茶碗やら箸やら飛んで来たことも・・・。母の我慢の結晶ですね。 (2008.09.05 09:09:24)
こんにちは。
お久しぶりです。 ほんと、お母さんの訴えで、お父さんの病気がわかったんですよね~! しかし、体が弱っていて精神的にもまいってしまっているときに、頼りになるはずのお医者さんの言動って、大きいものだと思います。 大変なお仕事だとは思いますが、患者さんは、どこか異常を訴えている正常な状態ではないんだから、接し方っていうのを、考慮してほしいなぁ、と思ってしまいます。 お父様、お大事にしてくださいね。 (2008.09.26 11:10:49)
モモねこさん
>こんにちは。 >お久しぶりです。 > >ほんと、お母さんの訴えで、お父さんの病気がわかったんですよね~! >しかし、体が弱っていて精神的にもまいってしまっているときに、頼りになるはずのお医者さんの言動って、大きいものだと思います。 >大変なお仕事だとは思いますが、患者さんは、どこか異常を訴えている正常な状態ではないんだから、接し方っていうのを、考慮してほしいなぁ、と思ってしまいます。 >お父様、お大事にしてくださいね。 ----- ■お返事遅くなってすみません。 医者・看護婦・学校の先生・保育士。昔っから、これらの職業には絶対になれないと思っていました。ソンケ~しますよ、マジで。 その代わりどんな職業もプロフェッショナルという自信(過剰ではいけませんが)を持たなくてはいけませんよね。だからこそ、その道のプロでない他の人に対しては、しっかりとした対応をとっていもらいたいものですね。 最近では小児医療や産婦人科から離れていく医師が多いと聞きますが、これからの未来を支えていくのは子供達なのに、その子供達に手を差し延べてくれる医師が減っていくのは悲しいことです。 なのに美容整形の医師が増えてるのはなんで??儲かるから?そりゃ時間も手も必要なのは小児科ですけどね・・・がんばれ!!全国のお医者さん!! (2008.09.29 21:08:22) |