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カテゴリ:NY株式
2012-09-05 ********************************************************************** 大和の米株ストラテジストの成瀬氏はまだ強気。ただ短期の強気。 彼の話。 ●あくまで9~10月の2ヶ月限定。米国景気・企業業績に対する過剰懸念が薄れ、中立に 近付いてきた。総合的な株価指数の上値余地はさほど大きくないと見ている。しかし、景気・ 業績の底堅さが評価されることで、景気敏感セクター・銘柄のアウトパフォームは続く。 ●強気姿勢を9~10 月の「2 ヶ月限定」としているのは、11 月6 日に「大統領&議会選挙」を、 年末年始に「財政の崖」を控えているからである。11 月から2013 年1 月にかけての相場 展開は、現時点では誰にもわからないだろう。選挙結果と、その後の議論次第で急騰も 急落もあり得る期間と見ておいた方がいいかと思います。 ●2012 年末に待ち構える「財政の崖」を越えられたら急騰、崖から落ちたら急落である。選挙 結果と議論の進展具合を見て、株式市場が崖を越せると見なせば、株価は11 月から前述の 高値を一気に抜けて本格上昇を開始する可能性があろう。一方、崖から落ちたら急落であろう。 2012 年末で切れる全ての減税措置が失効し、歳出の強制カットが発動されるというワースト シナリオでは、米国経済はリセッションを免れないだろう。 しかし。。。 ●長期:超強気 2013年の米国株式市場については、強気である。大統領選挙がいかなる結果になっても、 2013年は大幅高を記録すると予想している。自動車市場が好調を持続するなか、住宅市場 の本格回復が期待されるからである。NY ダウは15,000$ を突破しよう。つまり、2007年 10月9日に記録した史上最高値(14,164.53 $)を優に超える水準である。 注目銘柄は ●ハイテク: アップル、クアルコムに加え、消費者がスマホ・タブレットPCを使ってアクセスするリンクトイン 、イーベイ、通信サービスのAT&Tなどへの好影響も大きい。また、イーベイやビザは倹約 消費という観点でも、ネット・ショッピングの増大から恩恵を受けよう。 ●IT関連はクラウド、仮想化、ビッグデータ対応などの分野に強みを持つ企業に限定したい。 IBM、EMC、VM ウェアなどに注目したい。 ●エネルギー関連で: 足もとの業績が堅調なエネルギー関連銘柄から、EOG リソーシズ、シュルンベルジェ、 エンスコをピックアップ。 ●住宅回復関連で: 住宅市場に回復の兆しが見られる本格回復は2013 年に入ってからだろうが、住宅市場 回復からの恩恵が大きく、かつM&A による成長期待も持てるウェルズ・ファーゴを推奨。 ●消費関連: 高級化粧品のエスティ ローダー、若者向けアパレル・ブランドのアーバン・アウトフィッターズ 、自動車関連のフォード、ジョンソンコントロールズ、を採り上げる。倹約消費の恩恵を受ける 企業として、1 ドルショップのダラージェネラル、低価格店向けの製品対応にも積極的な マコーミックなどが挙げられよう。 (僕)彼の来年の見通しがその通りになるなら東京株式市場は日経平均が12000円を 目指すだろうし、円安トレンド復帰なら15000円も夢じゃないですね。 年末のアメリカの財政の壁で相場が急落したら、そこが来年の勝負の買いでしょうか。 ********************************************************************** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.07 14:12:35
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