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カテゴリ:今日、考えたこと
「お父さん、タイヘン、タイヘン」と愚妻が八五郎よろしく書斎にやってくる。
だいたい休日には1〜2回は必ずあるので、こちらも銭形平次よろしく「ホウホウ、今度の大変は何でしょう?」と聞き返すことにしている。そのほとんどが、スイッチを入れていないCDがならない(壊れた)とか、廊下の電灯がキレた(替えろ)とか、愛犬の目のところにダニがいる(抜けた綿毛を見間違っている)だとかいう程度のもので、PCでやりかけの仕事があるときなどは腹の立つこともあるが、それをグッとこらえて「どれどれ」などとどっちつかずの雰囲気で椅子を立つ。 このどっちつかずの態度が重要なので、山の神の機嫌の悪い時に「後で!」とか知らない振りをしていると、夕食時のアルコール摂取に多大な影響がある。そもそも山の神の雲行きなど平地に住んでいるビジネスマンの預かり知らぬところであるが、「なんで亭主の休日にバタバタ動き回るのか」などと決して問うてはならないのである。 さて今日のタイヘンは風呂場を掃除していた彼女が水を浮かべたタライを指し示して「シロアリ、ハアリ」だという。タライの中にはそれらしき羽のついた小さなアリのような虫がワタワタしている。 愚妻の頭の中では、すでにもう、かねてから気になっていた台所や浴室の立て替えリフォームまで想像が飛び回っているらしいが、調べてみるとどうやら確かにシロアリかクロアリのようだ。古い家だし、この春先に隣家がシロアリの駆除をしたというので、蜂も分蜂の時期なので、似ているアリもそんな引っ越しがあってもおかしくない。この分蟻?は自然界ではなかなか生存が厳しいらしく、ほとんどが失敗に終わるらしいが、気をつけて観察しておかなければならないだろう。 とりえず焚き火小屋に避難することにした。 畑だったところに2棟のアパートが建ち、水田だったところが3区画整地され1000万円の売地になったが、かろうじて焚き火小屋の前の水田1枚が残っている。その水田に水が張られた。なんだか嬉しい景色だ。 アキも嬉しそうに寄ってくる。 花壇には昨秋播種した花の種が育ったらしく小さな花を咲かしている。 ハアリはショックだが、まぁ少し落ち着いて対処しようと思った連休最終日である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/05/06 05:19:14 PM
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