愛犬との朝の散歩、5時前に起き出して、リードを持ったら雨が降ってきた。
ここ数日で、乾いていた田畑もずいぶん潤ったにちがいないが、ジメジメといやな季節がきた。学生時代、万年床の下の畳にカビが生えたことがあって、以来、布団はこまめに天日干しするようにしているが、それでもこの季節は嫌な記憶が甦るときがある。
そこで、この季節を少しでも快適に過ごすために、スノコを導入することにした。安いものは5000円そこそこであるが、材質も桐や藤やラワンやスギやヒノキなど様々。形態もベッドからスダレみたいなものまで、なかなかどうしてバリエーションがあるのに驚いた。
藤椅子の快適さもあるが冬場はどうだろう、桐材は軽いが小生の体重を持ちこたえてくれるかどうか、中国やアジア諸国製は安いが品質に不安がある。ベッドは一度入れてしまうと、家内が掃除するとき大変そうだし・・・、と悩んだ末、「折りたたみのすのこベッドで、日本製、ひのき材 (和歌山県産) すのこマット」を約1万円で購入した。届いた時は、20キロ以上もあるし、作りも下の写真のようなものなので「なんだこんなものか。1万円にしてはチャチだなぁ」と思ったが、まぁ購入してしまったものなので早速使ってみた。
嫌な匂いではないのでそれほど気にならないが、ヒノキの香りが鼻をつき、まるで森の中の製材所にいる感じ。最初はスノコにしては大げさで重いなぁと思った重量も、寝てみると体重をしっかり受け止めてくれる感じで意外にいい。1週間ほど立つが、香りもいい加減で、なかなか快適である。
考えてみると、人生の3分の1は布団の中で過ごすのだから、もう少し気を遣っていいのかも知れない。高い買い物か、安い買い物かはまだ結論は出せないが、第一印象が悪かっただけに、なんだか得した気分だ。