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先日世界堂で購入した、A4サイズで200円という身の丈に合っていない高級水彩用紙。
(前回の記事はこちらです。) ストーンヘンジという、色鉛筆画アーティストが愛用しているということなので、 そりゃ、よっぽど凄かろう。と思い、試し描きしました。 とにかく滑らかでソフト。「これが、コットン100%のしなやかさか!」といった感じです。 シリウスやヴィフアートといった硬めの紙にある、ひっかかりが少ないので、カリッとした感じでは無くて、どちらかというとヌルッとした感触です。 カリスマカラーをはじめとした柔らかくて「ちゃんと豊富な顔料が入った色鉛筆」なら間違いなく当りの紙。硬めのダーウェントアーチストやステッドラーエルゴソフト、ユニカラー だといまいちでした。 この紙は、「色鉛筆、プロ、紙」と検索すると出てくるぐらい、色鉛筆画で人気の紙なので、いったい何が違うんだ?と思っていたのですが、 とにかくこれ、 すごくキレイに色が塗れるのです。 キレイにというのは、 1、鉛筆の痕が残らない 2、紙目が白く出ない 3、重ねれば、ちゃんと色が濃くなる 4、紙が白くて発色が良い という4拍子揃っているということです。 お値段も高いですし、手に入りづらいので、これに似た紙を探そうと思って、ここ数日、いろんな紙を塗り試しているのですが… これがなかなか見つからない。 たとえばケント紙なんかは、1、2、4が優秀だけど、3がいまいち。 シリウスみたいな硬くて細かめな画用紙は、鉛筆の引っ掛かりがあって気持ち良くかけるけど、1と2が難しい。 コットマン(スムース)はかなり良いのだけどこれも2と4が今ひとつ。 TMKポスター紙が、今のところ一番ニュアンスが近いですが、紙色が良くなくて、発色が鈍いんですよね。 そんな感じで、似た紙を探すのは、なかなかに至難の技。 昨日も紙を探しに画材店にいきましてね。 今回は、「ボタニカルアート」用と「コミックケント」のスケッチブックを買ってみたのです。 どちらも白が強くて、良い感じの紙色で、目が細かいスムーズな紙。 コミックケントの方は、これまでのケント紙の中で最も白くて、とても滑らかです。これはこれで良かった。 ボタニカルアート用のスケッチブックは、3冊出ていて、そのうちのmuseから出ている、「ファブリアーノクラシコ」を買いました。 一番、お値段が手頃だったので。 これはかなり良かった。色も白いし、スムーズで。 コットン100のような柔らかさはないけれど、それは逆に、ダーウェントアーチストのような硬めの色鉛筆ではむしろ良くてお値段もA4で1400円ぐらいと、ストーンヘンジの半分ぐらいです。 でもこれ、在庫限りで廃盤らしい。 なんてこったい。 どうも、選ぶものがマイノリティなんでしょうね。 仕方ありません。 ボタニカル用のブックは、他にも出ていますからそのうち試すことにします。 今、もう一つ、Beアートペーパ〜という、コットン100%で細目の日本製の紙をお取り寄せしているので、もしかしたらこれが一番かも?!と期待を寄せています。 早く来ないかな〜 とりあえず、ここまでのところの紙データをまとめた記事をこちらの「プロから学ぶ色鉛筆画の紙えらび」にまとめましたので、詳しい情報を知りたい方はこちらを見てね。 ボタニカルアートに最適ファブリアーノ クラシコ5ボタニカルブック A4パッド細目210g ホルベインのボタニカルアートシリーズウォーターフォードホワイト水彩紙ボタニカルアート水彩パッド10シートF4サイズ ハーネミューレ ボタニカルブック HBK-A4 Stonehenge Aqua Watercolor Block L21-SQH140WH710, 7 〜色鉛筆用の紙関連記事〜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.11.20 08:40:54
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