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テーマ:自己啓発すすめ(778)
カテゴリ:人生を楽しもう♪
<運命を変えた最後のトラック業> 業務用食品卸問屋を辞めてから、わずか3ヶ月弱で3つの運送会社を渡り歩いたのです。理由はいろいろあったとはいえ、本当に浅はかすぎますね。 それでも、高校の時に買ったクラウンのローンも残っていたし、仕事をしないわけにはいきませんので、またまた職探しです。 そんなある日、中学時代からの友人のT君からのお誘いがあります。私の節目には、このT君が関わっています。 中学の時にいろいろあった事、高校に入りバイト先を紹介してもらった事、彼女を紹介してもらうきっかけになった事、そして今回も。あと2回ぐらい、このT君には登場してもらう事になります。 T君から誘われた仕事は、Sさんという人が5台ほど所有していたトラックを借りて、運転手をするというものでした。 したがって、会社ではなく通称「白トラ」と言われたものです。「白トラ」の白とは車にあるナンバープレートの色のことで、業務用(営業用)として人を乗せたり、他人の荷物を運ぶ場合などは、運輸省(現国土交通省)の許可を得た緑色のナンバープレートが必要になります。 よく「白タク」(白ナンバーのタクシー行為)禁止などと聞きますが、例えば運転代行は必ずお客様の自動車を運転して、お客様にもそこに乗ってもらいます。 後ろからついて来る運転代行業の自動車に、お客様が乗ることは「白タク」行為になります。載せる場合は通常のタクシーのような営業ナンバー(緑色のナンバープレート)が必要になります。 すなわち、運転代行はまさに呼んで字の如くなのです。酔ったお客様の自動車を代わりに運転してあげて、そのお客様にも同乗してもらうことは、「白タク」行為にはならないのです。 また、企業や学校などの送迎バスは皆、白色ナンバーです。これは営業を目的としてお金を頂いていないため違反にはなりません。 もしも、路線バスや観光バスのように人間を乗せお金を徴収する場合は、営業行為なためしっかりと許可を得た緑色ナンバーが必要になります。 少し脱線して、ナンバーの色の話をしましたが、今度働く事になったSさん所有のトラックは全て白ナンバーです。 しかし、チャーター便として企業に入ることで、違反を免れます。要は「自分の荷物」として運ぶわけですし、運び賃はそのチャーターを依頼する企業からもらうというわけです。 私が任されたのは市内の配送便ではなく、仙台と名古屋を往復する長距離の仕事でした。 預かったトラックは4tのロング車。名古屋の園芸農家や集荷場を回り、仙台生花市場のチャーター便として集荷をしてくる仕事です。 私は切花ではなく、鉢物を運ぶ仕事です。積み込みには、鉢物の高さに合わせ荷台の箱の中で棚をきれるようになっており、そこに板をはわせて鉢物を上手に積んでいきます。 鉢と鉢の間にまた別の鉢を載せたりしますが、頭も使います。また、ホンコンやベンジャミン、ゴムの木などは、葉っぱ同士が擦れあうと色が変色してしまうので氣を使います。特に蘭などの高級品にはとても氣を使います。 名古屋と言えば現在の職場で転勤になり4年間住み、今も尚、妻子が住んでいます。まさか、十数年後に名古屋という街に関わりを持つことになるとは、20歳の頃の私には夢にも思わなかったのです。 明日に続きます。 予告・・<私は山本譲二> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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