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テーマ:自己啓発すすめ(782)
カテゴリ:人生を楽しもう♪
<再会> 長距離運転手も板についてきたある日、T君から私が前に付き合っていた彼女の話を耳にします。 「お前と別れてから、いろいろ大変なこととかあったらしいぞ。今は誰かと付き合っているらしいけど、○○を守れるのはやっぱりお前しかいないと思うけどなぁ」T君は私の氣持ちを伺うかのようにこんな話をしてきます。 当の私は言うと、実際に彼女と別れてからは誰とも付き合っていなかったし、トラックの仕事が忙しくて遊んでいる暇もありませんでした。 ただ彼女とのことは、そもそも向こう側から「別れよう」と言われた話であって、別れて1年半が経とうとしていたその時も、実は私は彼女のことが好きでした。 というか未練がましくずっと好きでした。ただ、自分から復活を願って彼女に言い寄るのが男らしくないと思っていました。 彼女は彼女で、自分から別れを告げておいて・・という氣持ちもあったように思います。ここまで来るとお互いが意地の張り合いです。 T君はきっとそれを察したのでしょう「お前から行かないと一生結ばれないぞ!それでもいいのか!?」彼は私の背中を押してくれたのです。 やっぱり、T君は私の半生のキーパーソンです。 携帯電話もない時代ですから、彼女の家付近の駅前にある公衆電話からが手っ取り早い連絡手段でした。 今の時代は、簡単にタイムリーにメールをやり取りできる時代ですから、ある意味羨ましいです。 「もしもし○○です。」彼女の母親が出ます。「ああ、あのう・・さ、佐藤と申しますが・・○○さんいらっしゃいますか?」なんで佐藤だったのか自分でも未だに不明です・・・。 すぐに電話口に彼女が「もしもし?」「ああ、俺だけど・・わかる?」と私。懐かしさと嬉しさがこみ上げます。 「どうしたの?元氣だった?」彼女も明るい声で話してくれます。 「い、今しかない!」私は心でそう決心するのです。「今から少し会えないかなぁ・・」彼女は二つ返事でOKをくれました。 1年半ぶりの再会・・。私は自慢のトラックの助手席に彼女を乗せ付近を走りました。 そして、これまでのいろんな話をしました。次の週末、名古屋へ上るので一緒に来ないかと彼女を誘い、OKをもらったことで私たちの付き合いは復活するのです。 明日に続きます。 予告・・<九死に一生を得る> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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