地震、雷、火事、おやじ
地震は津波とともに今も恐い。
雷はどこに落ちるかわからないし、近所に落ちた音を聞くだけでも恐い。
昨日のように雨がともなって地下室だけでなく、道路も浸水して身動きつかなくなる
と恐ろしい。道角のラベンダーは横倒しになってしまった。
そして火事は言うまでもなくいや。私の死体は水葬(海葬)にして欲しい。
おやじは(一般的に)昔の権威を失ったかのようにみえる。
2週間ほど続いた30度以上の異常の暑さは、昨日の午後に降った雨で幾分落ち着い
たようである。思考力がなくなると言うか、もうどうでもよくなるというか、ただか
ろうじて息をするのみという暑さだった。おかげでこのブリュッセルで夏服を毎日着
れていたのだ。
今夜はセネガルのお坊さんたちが、自分たちの教会を再建するためにブリュッセルの
ある教会でチャリティーコンサートをやる。教会なら涼しいからいい。こちらはコン
サートホールでもクーラーの効いてないところがある。白檀の扇子をさらりと開く~
なんていう人はまだ存在するのだろうか。昔箱にしまってある母の扇子をこっそり出
してきては香りをかいで、箱にそっと戻した思い出があるが…
そして7月である。 乞うご期待。