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カテゴリ:いわゆる日記
ロックンロールのレジェンド的シンガーのロッドですが、もともとはサムクックを始めとする様々なソウルシンガーの影響を受けている人です。 天性の素晴らしいハスキーヴォイスにソウルテイスト溢れる歌い回しと長いキャリアの中での自由な音楽性(that's what friends are forは最初ロッドが歌っていたのをスティービーワンダーやエルトンジョンなどのコラボチームがリメイクしたのでした)は、AORの元祖の一人と言ってもよいのではないでしょうか(少なくともぼくのAOR観はカテゴリーとしての一般的なAOR観よりもそんなところにあります) まさに王道のロックンロールがウナリまくっているアルバムですが、そんな中に圧倒的な存在感で収まっているバラードの2曲は「卑怯もの~~!」と言いたくなってしまうぐらい優しくセクシーです。 ( you're in my heart / i was only joking ) ぼくがいつかカバーしたいと思っている二曲でもあります。 またシュープリームスのソウルポップの名曲、ヴァニラファッジがカバーしてごりごりのロックンロールとして再大ヒットしたyou keep me hangin' onをさらに再カバーしてロッドならではの曲に生まれ変わっています。 カバーはいまでは日本でも当たり前ですが(つうか60年代は日本でもカバーはあたりまえにかっこいい事だった)、コーナーストーンズを始めた頃、オリジナルよりカバーを格下に語っていた人々はいま何処へ♪ 実はコーナーストーンズ自体も、アメリカやイギリスの音楽文化においてはごくごく普通の事だったのです。 っていうか、クラシックやジャズにおいてはカバーなんて言葉はそもそも????なわけでして、いいものならオリジナルもカバーも「表現」というスケールの大きな枠組みにおいてはどうでもいいことなのですね そしてぼくがイケテルかどうかは別として、本物のシンガーは巧いとかうんぬんなんか別にしてカバーでもしっかりと感動を伝えられるのでございます 時代は音楽に限らず、大局においては右往左往を重ねながら、極一部の動かす人が発端になって必ず真実に向かって動きます。 その時、動かす側に小我を捨てて勇気を持てるか、はたまた動いた後に調子よく便乗するのか、どっちも善悪の問題でもないんで自由でございますけどもね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 30, 2006 10:31:54 PM
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