「とある若手の話。若手には二人の先輩がいた。一人はバリバリ任務を果たすが感情的になりやすい。もう一人は温和で穏やかだが保身のために嘘をつくことがある。若手はどうなったか。キレやすく嘘をつく人物となった」
…これは極端な例だが、人は悪い所が似やすいと聞いたことがある。百聞は一見に如かず。人は易きに流れる。人は弱い生き物だ。信念が無ければラクな方向へ流れていく。恥を忘れて保身に走るようになる。そう考えておけば、他人に対して過大な期待を寄せようとは思わなくなる。もっと自力本願になろうと努めるようになる。考え方次第だ。他力本願だと不安感が抜けずに他者依存が強まり、いつも他人のせいにして責任から逃れようとする。自力本願で挑む者は、やれることやるべきことに集中して自ら打開しようと努めている。状況も環境も変わっていくもの。自分の力を頼りに出来れば、経験を糧にしてどんな物事にも対処していけるだろう。他力本願な奴らは利用すればいい。任命されてない限りは教育しない。利用に比重を置けばいい。他者への教育に期待はしない。姿勢を示す程度しかしない。手本を見せるということだ。言葉であーだこーだ言っても想像出来なければ伝わらない。だから手本を示して想像させる。それも、1回だけじゃなく何度でも。人は悪いところが似る。へたに悪い例を出せばすぐ影響を受ける。悪い方を真似して人のせいにしたいだけなんだ。その程度の認識でいい。人をあてにしようと思わなくなる。自力で何とかしようと思うようになる。僥倖に期待しても無意味だ。自分の力で切り開く実力と心意気が大切なんだ。最低限、文句を言わせないために正しい手本を見せる。言い訳をさせないために日頃から正しい姿勢を見せる。その程度でいい。他人には最低限を託して、自分自身で最大限の成果を得る働きを見せよう。
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