|
カテゴリ:・運営論&選手ドラマ
【YouTube】ゲイリーペイトン2世 ~Rikuto AF~
…Rikuto氏のGary Payton Ⅱの紹介動画を観て興味を持った。6年の下積み時代を経てチャンピオンチームの重要なロールプレイヤーになったGary Payton Ⅱ について考えてみよう。まず動画の文字起こしだ。 _______________________ 【選手としての特徴】 ・柔軟性が高く、様々な役割にアジャストメントする器用さがある。動物に喩えるならカメレオン。 ・研究熱心。観て学ぶ。ゲームフィルムを観る。 ・ディフェンスが武器。ベンチからロックダウンディフェンダーとして相手をスローダウンさせる。 ・オフェンスではオフボールの動きが巧み。スクリーンを駆使してチームを動かす。身体能力が高く、ペイントフィニッシュを得意としている。 ・5分でも30分でも効果的な働きが出来る。肝心なプレイを決められる。スポットアップな活躍が出来る。切り札的な使い方が出来る。 ・たとえるなら"小柄なAndre Iguodala"。 【幼少期~学生時代】 ・バスケやりたいか分からなかった。レジェンドの息子でプレッシャー。 ・発達性読み書き障害で自信が無かった。アイデンティティーを見出だせなかった。父親のアイデンティティーが強烈で期待され過ぎていた。 ・身体能力は高かった。名門には目にかけられなかった。ディフェンス力を買われてオレゴン大にスカウトされる。NBAドラフトでは指名されず、ドラフト外選手としてキャリアをスタートさせた。 【NBAキャリア】 ・キャリア初期はGリーグとNBAを行き来した。 ・ディフェンスの評価は高かったがオフェンスのバリエーションが乏しく数チームを転々とした。 ・5年目のシーズン、ロスターを埋めないといけなかったゴールデンステイトWarriors と契約。その時期、スポーツマーケット企業への転職も考えてた。 ・ゴールデンステイトWarriors から金銭的な理由で一時的に解雇された時、ビデオコーディネーターとして雇うよう懇願したが、その後改めて保証なし契約。 ・2016年のデビューから定着まで6年もかかった。 ・3&Dの価値上がった現代ではサイズ・スリー・ディフェンスが求められる。GP2はサイズとスリーでマイナスだった。 ・様々なチームに放浪の末、特殊なシステムを採用してるゴールデンステイトWarriors で見出だされた。 ・GP2と同じようなタイプで活躍しているのBruce Brown の影響もあって生き残る道を見出だした。 ・2022年プレーオフ中に大怪我を負ったがファイナルで復帰。怪我されても本人は気にしてなかった。下積み6年と比べたら大したことないと思ってた。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ …ビデオコーディネーターへの転身を一時期考えるなど自信を失っていた時期があったが、周りのサポートもあってようやくNBAに生き残る道を見出だすことが出来た。身体能力が高くてディフェンスに秀でていた選手ではあったが、3&Dという現代の需要になかなかマッチせずに放浪することになった。定着するには需要の高いスキルを持つ必要があるが、サイズはどうしようもなくスリーも感覚などある程度センスが要る。それ故にGP2は強みであるディフェンスと身体能力を活かしたカットインを武器に戦っていくしかなかった。そして特殊なシステムを採用するゴールデンステイトWarriors でベンチからの起爆剤として活躍の場を与えられた。ディフェンスで流れを変えられる選手として重宝された。そしてGP2はシーズン後にFAとなった。ファイナルの活躍で市場価値が高まった。第一希望は残留であるだろうが、ゴールデンステイトWarriors の財政状況は苦しい。GP2 がどんな選択をするか。今後の活躍に期待したい。 【Gary Payton Ⅱ】 【追記】 Gary Payton Ⅱ がポートランドTrail Blazers と契約 …GP2はようやく長期契約を勝ち取った。苦労人の契約先はポートランドTrail Blazers だ。第一希望であったゴールデンステイトWarriors は財政状況が厳しく泣く泣く彼を手放す決断をした。ポートランドTrail Blazers はエースの怪我の影響もあって昨季は低迷した。来季に向けてポートランドは今年のオフシーズンで積極的にロスター補強をしている。昨季中盤に二枚看板の内の一人を放出する決断をしたが、Daimian Lillard が居る限りは勝負する方針だろう。身体能力を活かしたディフェンスでゴールデンステイトWarriors の優勝に大きく貢献したGP2は、長期契約を勝ち取った事により安定と大きな自信を得た。来季の活躍に期待だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[・運営論&選手ドラマ] カテゴリの最新記事
【選手としての特徴】
・柔軟性が高く、様々な役割にアジャストメントする器用さがある。 ・研究熱心。ゲームフィルムを観る。 ・ディフェンスが武器。ベンチからロックダウンディフェンダーとして相手をスローダウンさせる。 ・オフェンスではオフボールの動きが巧み。スクリーンを駆使してチームを動かす。身体能力が高く、ペイントフィニッシュを得意としている。 ・5分でも30分でも効果的な働きが出来る。肝心なプレイを決められる。スポットアップな活躍が出来る。切り札的な使い方が出来る。 【幼少期~学生時代】 ・バスケやりたいか分からなかった。レジェンドの息子でプレッシャー。 ・発達性読み書き障害で自信が無かった。アイデンティティーを見出だせなかった。父親のアイデンティティーが強烈で期待され過ぎていた。 ・身体能力は高かった。ディフェンス力買われてオレゴン大にスカウトされる。NBAドラフトでは指名されず、ドラフト外選手としてキャリアをスタートさせた。 【NBAキャリア】 ・キャリア初期はGリーグとNBAを行き来した。 ・ディフェンスの評価は高かったがオフェンスのバリエーションが乏しく数チームを転々とした。 ・5年目のシーズンに金銭的な理由でゴールデンステイトWarriorsから一時的に解雇された時、ビデオコーディネーターとして雇うよう懇願した。その後改めて保証なし契約を果たす。 ・2016年のデビューから定着まで6年もかかった。 ・3&Dの価値上がった現代ではサイズ・スリー・ディフェンスが求められる。GP2はサイズとスリーでマイナスだった。 ・様々なチームに放浪の末、特殊なシステムを採用してるゴールデンステイトWarriors で才能を見出だされた。 ・GP2と同じようなタイプで活躍しているのBruce Brown の影響もあって生き残る道を見出だしたのも大きかった。 ・2022年プレーオフ中に大怪我を負ったがファイナルで復帰。怪我されても本人は気にしてなかった。下積み6年と比べたら大したことないと思ってた。 …ビデオコーディネーターへの転身を一時期考えるなど自信を失っていた時期があったが、周りのサポートもあってようやくNBAに生き残る道を見出だすことが出来た。身体能力が高くてディフェンスに秀でていた選手ではあったが、3&Dという現代の需要になかなかマッチせずに放浪することになった。定着するには需要の高いスキルを持つ必要があるが、サイズはどうしようもなくスリーも感覚などある程度センスが要る。それ故にGP2は強みであるディフェンスと身体能力を活かしたカットインを武器に戦っていくしかなかった。そして特殊なシステムを採用するゴールデンステイトWarriors でベンチからの起爆剤として活躍の場を与えられた。ディフェンスで流れを変えられる選手として重宝された。そしてGP2はシーズン後にFAとなり、長期契約を求めてポートランドTrail Blazers と契約した。チームが変わっても価値ある働きが出来るか注目が高まる。 (2022.09.23 14:02:24) |