テーマ:不登校と復学対策(523)
カテゴリ:不登校・ひきこもり
5月の10連休が終わりました。 去年のゴールデンウィーク明け頃から 子どもが不調を訴え始め、不登校になってしまった… というお母様も 少なくないことでしょう。 夏休み明け、ゴールデンウィーク明けなどの 長期休みを機に 不登校に陥るケースはとても多いもの。 そして プレ不登校期、不登校初期の 子どもに多い症状が 「お腹が痛くなる」 「学校に行こうとするとトイレにこもる」など。 (ちなみにトイレにこもるのは男子に多いです。) 学校のトイレに1時間以上こもるという子や 家でずっと便秘がち、あるいは下痢が続いている子、 「教室でおならをしてしまったらどうしよう」 という不安で学校に行けないなんて子も、中にはいます。 ボディメッセージによると お腹は 不安や恐怖、ため込んでいる強い思いがある時などに 痛くなるそうです。 感情(本心)を表す臓器とも言われます。 なので 毎日苦しい気持ちで学校に行く子には 「学校行くの嫌だな~」と 「今のクラスあんまり面白くない、全然楽しくない」 と、 素直に言葉にさせてあげる方が 良いのです。 (そしてそれを親子で共有すること) 嫌な気持ちを素直に表明することと、 実際に学校に行かなくなることとは別物なので 親が不登校を容認しているということにはなりません。 よく僕が 学校の相談室で 生徒とのカウンセリングが首尾よく終わり、 生徒を教室(または自宅)へと帰らせようとすると 「イタタタタ…!」と 生徒がいきなり痛がり出すことがあります。 周りからは仮病と思われることが多いのですが 本人は 本当に痛みを感じています。 なので 彼から味わっている痛みを 「甘えたいんでしょ」 「行きたくないからそうやって嘘ついてんでしょ」 なんて 言ってることを否定したりはしません。 だからって ここ(相談室)に居させたままでいい訳でもないので 僕はいつも 「そっかーそっかー いたいか~ 教室(家)に戻りたくないよな~ 教室(家)の中ってのも色々大変だもんな~」と 相手の痛みが訴えてきているであろう感情を、 代わりに言葉にして 本人に伝え返します。 教室に行きたくない気持ちが 変わるわけではないのですが、 「気持ちが分かってもらえた」と 子どもは感じ取られて 気持ちが鎮まります。 (大人として信頼もされます) 気持ちを言語化することによって、 身体症状化する必要性が、減るのです。 「お母さんを悲しませたくなくて言えない」 「どうせ親に言っても無駄だし」 と、思い込んで 苦しい思いを抑え続け、 身体症状化させている真面目な子も多いのです。 子どもが素直な気持ちを言葉にしても 親が(感情的にならず・言っていることを否定せず) 聞いてあげるという関係が作られるといいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2019 10:39:51 PM
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