テーマ:模型鐵道(693)
カテゴリ:大井川鐵道
▲種車となった「オハ35茶一般型」(KATO)です。前回はTOMIX製を使うと書きましたが,いざ分解しようとしたら,分解できない!・・・古い製品で現行品とは構造が違うのか,どこにマイナスドライバーを差し込んでも車体と床が分離できず,とうとう車体を変形させてしまいました。やむなく,塗色の見本となってもらうことにしました。(後で登場します) ▲KATOの方は,簡単に分解できました。 ▲まずは,屋根と妻面の境を削ります。ここが面一でつながっているのが,オハ35試作型の特徴のようです。画像が暗くてよく分かりませんが,側面にモールド表現されているリベットは,デザインナイフでそぎ落としてあります。やはり前回の日記へのコメントでうなぎ登りさんに彫刻刀で・・・とアドバイスいただいたので,応用してみました。作業の第一段階としては有効でした。 ▲次は,400番のサンドペーパーで,基準面と同じ高さになるまで慎重に削っていきます。残るは,窓の上のウインドシルヘッダーと呼ばれる部分ですが,オハ35 149には付いていないため,こちらはリベットだけでなく,段差そのものを削り落とさなければならないので,手間も掛かるし,ヘタをすると表面が凸凹になりかねません。そこで・・・ ▲上の画像から1時間後の姿です。作戦変更で,側面の段差を全部削り落とし,気まぐれで買った真鍮製のコンバージョンキットを貼り付けることにしました。本当は種車の側面を切り抜いて,そこにはめ込むものなのですが,厚さが1ミリ近くあるプラ板を上手に切り取る自信がなかったので,思い切って作業を合理化(実は手抜き)しました。 ▲でも,こうして走らせているときくらいの距離を置いて見てみると,厚みが増したこともそれほど気になりません。後の懸念は,接着にゴムボンドを使いましたが,ちゃんとくっついてくれるのかどうかですね・・・ちなみに,表面にはみ出したボンドは,む~みんさんのこちらの日記を参考にして,エナメルカラー用の薄め液で簡単に拭き取ることができました。 さて,奥側に並んでいるのが,分解に失敗し,キズモノになった哀れなTOMIXです。余生の過ごし方を考えた挙げ句,塗色見本になってもらうことにしました。当初は青大将色にするつもりだったのですが,コメントでむ~みんさんに明るすぎないかとアドバイスをいただいたのが気になり,試しに片側に青大将色を塗り,反対側には,かつてヒコーキのプラモを作っていた頃に使っていた濃緑色(主に旧日本海軍機用)を塗ってみました。確かに,青大将色では明るすぎ,というより色調そのものがだいぶ違いました。濃緑色の方が実車のイメージに近いので,こちらでいくことに決めました。 いろいろな方にアドバイスをいただいて(そそのかされて)ここまでくることが出来ました。ありがとうございます。 残る作業は, 1 再び分解 2 エッチングパーツ(側板)にメタルプライマー(金属に模型用塗料が付きやすくする)を塗る 3 グレーで下塗り(屋根の両端部分も) 4 濃緑色を上塗り 5 再組み立て・完成 といったところですが,明るいうちに屋外で塗る(さすがに室内でスプレーを吹き付けることは許してもらえません)とすると,来週末になります。17日(土)には大井川鐵道へ行きますので,最終のチェックをしてから仕上げる予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大井川鐵道] カテゴリの最新記事
|
|