テーマ:特撮について喋ろう♪(4531)
カテゴリ:怪獣秘宝館
![]() ↑楽天ブックス パトリック・マシアス 「オタク・イン・USA」 表紙には外人女性のコスプレした濃いラムちゃん。裏にはアメリカンなメカ沢新一の姿まで載っているこの本、ちょっとキワモノ?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんがこれは実に面白くディープな考察と驚きに満ちた本です。 日本のアニメ・特撮・マンガ等のオタク文化のアメリカにおけるカルチャーギャップ、誤解や改竄、そしてアメリカ・オタクについての特級の面白い読み物になっていて、今までこの類の本、尚且つここまでの内容の濃さのあるものはあまりなかったと思います。 例えば「マッハGOGO」や「ロボテック」のことはききかじってはいても詳しい話は知らないし、アメリカでは「ウルトラマン」はそのまま吹き替えで昔から放送されていながら(「真夜中のカーボーイ」の中でTVの画面にスカイドンがうつってましたよね)「ウルトラセブン」や「ウルトラマン「ティガ」が最近になってコメディ調の吹き替え(日本でいう「ビーストウォーズ」みたいな感じなのか)で放送されて失敗したなんてことはあまり聞いたことがなかったとか・・。 幾つか具体的に列挙すると ・「ピンクレディーショー」のアメリカでの評価と実際の現場 ・「ゴジラ対悪魔」「600万ドルのゴジラ対ガルガンチュア」をつくろうとした男 ・アメリカでの「ガッチャマン」と「宇宙戦艦ヤマト」の明暗-オリジナルと改竄と ・アメリカでの「宇宙からのメッセージ」の奇妙な作品的位置付け ・アメリカ製の超合金シリーズ「ショーグンウォーリアー」はアメコミになっていた ・アメリカで人気の高い日本製ロボットアニメ、「ボルトロン」は「ゴライオン」 ・「ロボテック」人気とアメリカ在住の飯島真理の微妙な距離感 ・アメリカにおける日本のアニメ監督の評価 ・アメリカ版「うる星やつら」、「ニンジャハイスクール」とは? ・「ダーティペア」は今もアメリカでアメコミとして究極の進化を遂げていた? ・太ったアニメガールが好きなアメリカンオタクのHP ・怪獣オモチャ専門のクールな雑誌「SUPER7」を作った男たち ・・どうでしょうか・・。 何じゃそら、と思った方には全く縁のない本ですが、恐らく、この項目を見ただけで嬉しくなる方には至福の時間を過ごせる1冊だと思います。 編・訳はおなじみの町山智浩氏 。怪獣関係では「怪獣VOW」やケイブンシャの伝説的マニア怪獣百科の「怪獣もの知り大百科」、「ゴジラCOMIC」なんかもこの人の仕事でしたよね。 パトリック・マシアスさんは生半可な日本のオタクは到底かなわない知識の持ち主でこの人のブログ「An Eternal Mind of Godzilla」がまた凄いです・・。いや全く脱帽です。 ↓このブログでは水野久美さんと座談してます・・。 http://patrickmacias.blogs.com/er/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは
表紙…濃いラムちゃんですね… ボルトロン=ゴライオンの話はどこかで聞いた事があるようなきもします。 しかし、なんて魅力的な内容なのでしょうか… セブンやティガを、「ビーストウォーズ」のようにして失敗してるなんて! どんな内容だったのか観たいです~! 怪獣VOWも好きな本だったので… 約1,500円…いつか購入したい本です! 貴重な情報、ありがとございます! (2006.08.23 03:53:43)
negibonさん、こんばんは。
>表紙…濃いラムちゃんですね… リアルなラムはこんなのかもしれません。こ、怖い。アグネスラムくらいにしといて欲しい・。 >ボルトロン=ゴライオンの話はどこかで聞いた事があるようなきもします。 凄い人気だったらしく最近は映画化の噂まであるとか・・・日本ではありえない話です。 >しかし、なんて魅力的な内容なのでしょうか… >セブンやティガを、「ビーストウォーズ」のようにして失敗してるなんて! >どんな内容だったのか観たいです~! アメリカンジョークをとばすダンとアイスラッガーのクビチョンパ全カットらしいです。 >怪獣VOWも好きな本だったので… 「怪獣VOW」がなかったらうちのブログもなかったかも・・。 (2006.08.23 21:57:45) |
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