カテゴリ:漫画の断章
石川賢が亡くなってしまった・・。
代表作は「ゲッターロボ」「虚無戦記」シリーズ・・。 グロテスクでバイオレンスそしてナンセンスなギャグ。 ゲッターロボに小学生のリアルタイムで接した世代にとってはトラウマであると同時に長く共にあり続けた作家だった。 最初に読んだのは恐らく「変身忍者嵐」のコミカライズ。ノミドクロの出るギャグ編と記憶する。 ギャグとバイオレンス(あとエロ)のいり混じった作品はその頃のコミカライズで多く描かれていたがアクション描写が強く印象に残っている。 シャープな「キューティハニー」や馬鹿馬鹿しさ満点の「ドロロンえん魔くん」のコミカライズもオリジナル以上に好きな作品だ。 えん魔くんの最終回(サイシュウ怪)ネタのナンセンスさは明確な最終回のない永井版よりも印象的である。 「ウルトラマンタロウ」(サンデー版)のオリジナルと全く異なるハードな世界観も驚かされた。 小学一年生版ではバルタンやメフィラスを串刺しにして殺すいかにも石川賢な描写もあった・・。 考えると「魔界転生」も「天と地と」もコミカライズ。 なによりも「ゲッターロボサーガ」なのだが・・・永井豪原作で作画を担当した(いうまでもなく「ゲッターロボ」には永井豪はデザインの示唆位で内容にはほとんど関っていない・・はずである)・・という追悼記事は・・確かに間違いではないのだが、真価が全く伝わらなく思え残念だ。 もう虚無戦記もゲッターロボの続編も読めないと思うと非常に寂しい。 ご冥福をお祈りします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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