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一番、面白かったのは、
巨大金魚の映像だった。 金魚が、巨大なのではなく、 正方形に近い、壁面をスクリーンにして、 映し出された、漆黒の中に浮かび上がる、 赤い金魚の群れが、どアップが、良かった。 そういえば、映画「さくらん」も、 一番良かったのは、 吉原の門の上にあった、水槽の中の金魚たちだった。 お話しは、いまいちぴんとこなかったが、 やはり、意味から切断された、 生き生きとした断片が、 具象と抽象の間を、 ゆきつもどりつして面白いのだった。 蜷川実花の撮る、一連の、 有名女性ポートレート軍は、 横尾忠則イラストの、 実写版みたいなものだったのだな、と感じた。 室内と室内の間が、 カーテンで仕切ってあって、 その膜を通り抜けるまで、 次に何があるか、わからないのだが、 急に、真っ暗闇に、巨大金魚が、浮かび上がったり、 急に、近距離に、壁を設置して、巨大な写真が貼ってあり、 どきっと圧迫されたり、感覚としては、 お化け屋敷のサプライズと、緩急のつけ方が、 迫力となり、面白かった。 写真集や、雑誌でだと、派手派手で、 ある意味、かっちょえええなぁと、ゆう感じだけど、 実際の空間へ、足を踏み入れてみると、 隙を見て、後頭部をバットで殴られ、 衝撃で、コロコロと前方に転がった、 ビー玉のような、目玉が、突如として、 写真の中に取り囲まれ、 それは、写真というより、リアルや、世界な感じで、 内容物は、フィクショナルだけど、 あるプログラムに則って、自然構築されたもの、とゆう気もして、 ビー玉は、自転しつつ、宇宙の中を、ちりあくたを中心として、 公転しはじめてしまいました感があって、良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 6, 2008 11:59:23 PM
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