カテゴリ:クラシック
神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者たちによる 石田泰尚 イーデス・ハンソン 【プログラム】 モーツァルト:二重奏曲 ト長調 K.423
23日の本番は実はこちら。 すっかり2人の定番、息もぴったりのモーツァルト。こういうお約束の曲は、何度聴いていいなあ。新しい曲もいいけど、「いつもの」ってのも悪くない。 2月のリリスで、山本さんが(演奏する前から^^;)「6月にリベンジ」と言ってたラベル。その時の演奏と、比べることなど、申し訳ないことに私の耳ではできるはずもなく…。果たしてリベンジは成ったのか?2月の時は、山本さんの「おどし」もあって、何の先入観も無く、ただただ聴いてたけど、今日はラベルのヘンテコさとか異様さをそれなりに感じつつ聴いたかな?やっぱり変、みたいな(^^)。
この後のイーデス・ハンソンさんとのトークが、もう絶品。 先週の板橋吹奏楽団の時の永井さんも、石田さんに有無を言わせない貫禄だったけど、ハンソンさんの、なんとも言えない間とつっこみが、石田さんと山本さんのいつものアレに交じって見事な化学反応! いつもお邪魔してるうえぴょんさんのブログにその一部始終が!文字だけでは伝わらないと書いてられるけど、伝わります。すごい! http://uepyon.seesaa.net/article/277054610.html このトークの中で、石田さんがその曲を好きじゃないと、お客さんに伝わらないと思う、と話していたのだけど、(←珍しく素晴らしいコメント。やはりハンソンさんの力かな。)それを聴いて改めて、これこそ石田さんの魅力なのだとひとり興奮した私。 あーゆうふうにみえるけど、1曲1曲への真剣な気持ちが私たちの心を揺らすのだ。
後半は諸田さんとのベートーベン。ベーゼンドルファーの貫禄たっぷりの響きが石田さんと山本さんを大きく支えて、神々しいほど。諸田さんのピアノも、年齢と共にすごく深みが増してきたような気がする。 この3人のトリオは、私の中ではもう別格。自分の年齢も重ねながら、これからもずっと聴きたい。
アンコールは「トロイメライ」。ひとつの楽譜を一緒に見て弾く石田さんと山本さん。それを後ろから包み込む諸田さん。心にしっかり焼き付けた。
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