上には上が
先日、東京ではアルバイトの自給が1,500円になったところもある、と書いた。しかし、上には上があるもので、今スイスでは世界最高の最低賃金「時給2,530円」で国民投票 が行われようとしている、と伝える。ひぇ〜、2,350円といえば日本の最低賃金749円の3倍。ちなみに、ーーーーーーーーーーーーーーオーストラリア 1,530円フランス 1,260円イギリス 1,031円カナダ 936円日本 749円アメリカ 740円韓国 521円 中国(上海)228円ーーーーーーーーーーーーーーーいかに、スイスの2,530円が高いことか・・・。ただ、この国民投票は否決されるだろうとも伝えられている。それにしても、諸条件の違いはあるだろうがヨーロッパの最低賃金の高いこと。ちなみにスイスは月の最低賃金が350,000円以上。何故、この賃金で産業が成り立つのか、と調べてみれば、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「その秘密は徹底した高付加価値化にある。スイスは小国だけに、歴史的にやるべき産業と手を出すべきではない産業を峻別してきた。その結果が、世界に冠たる精密機器産業、医薬品産業、金融業の成功だ。」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとあった。スイスの人口・約800万人は日本の十五分の一(7パーセント)。それゆえに可能なことで日本ではこうはいかないのだろうな・・・。ただ、人口減少でとるべき道は、このスイスにあるのではないだろうか。小さくとも他者がやらないことをやる。これは、今に始まったことではない。とにかく、他者と同じことをやっていては道は拓けない。