春日井市高蔵寺の整体院「空」

あなたは今、催眠にかかっています。
トランスしているのです。

トランスなんていうと、
なんか「アヤシイこと」なのでは？
と思う人が多いと思いますが、
実は、日常的に起こっていることなのです。

というか、人間は、
ふだんの状態が「トランス状態」なのです。


私たちには
「意識しているものしか見えない」
という習性があります。

この「見えない」というのがポイントで、
実際には視界に入っていても、脳に認識されない、
ということです。

（以前にも書きましたが、）
時計の実験というのがあって、
まずは自分の腕時計か携帯電話のデザインを
何も見ないで書いてみます。

そうすると、思った以上に描けません。
お気に入りの時計でも、
普段はデザインをじっくり見ないので、
細かいところまでは分からないのです。

つまりあなたは、
「時計の針」を意識して見ていて、
デザインはふだん、あまり見ていないのです。

そこで、もう一度デザインをよく見てみましょう。
こんな盤だったか。文字の表記はこうだったか。
と新しい発見があったのではないでしょうか。

しかし、そこで「今、何時でしたか？」と
聞かれると、多くの人は答えられないそうです。

今度は、デザインに気を取られ、
時間にまで気が回らないからです。


これが、「意識しているものしか見えない」
ということです。


さてここで、「悩みがある」という状態を考えてみます。

「悩みがある」という言い方を、
「意識」に焦点を当てて考えると、
「『困ったこと』に意識が集注してしまって離れない状態」と
言い換えることができます。

「ついそのことが頭に思い浮かんでしまう状態」とも言えますね。


ですから、「悩みを解決しよう」とがんばるよりも、
「『困ったこと』に集注してしまっている意識を外そう」と
考えればよいのえです。

つまり「困ったこと」に意識が集注しなくなれば、
悩みはなくなったも同然なのです。
なぜなら「意識しているものしか見えない」からです。


とはいえ、悩みを抱えるあなたは
「それができずに、ついクヨクヨしてしまうんじゃないか！」
と怒るかもしれません。


でも、怒るのはちょっと待ってください。

ちゃんと意識が集注してしまうのを外す方法はあるのです。


それが「今を生きる」という方法論なのです。


＜続く＞