カテゴリ:潜在意識
【前回までのあらすじ】
優越感を持つ人と劣等感を持つ人がくっつき、 また劣等感を持つ子供が生まれる・・・! ===================== 家系ということで考えていくと、 あなたが劣等感や優越感を持っているのは、 あなたのせいではなく、 あなたの周りのせいだと言ってもよいでしょう。 もちろん、いちばん影響が大きいのは親ですね。 赤ちゃんのころは「自分」なんてないですから、 「自分」ができてくる過程で、 「お前はこうなんだ」というふうに、 いろいろな角度で認められていくのですが、 それを素直に、 「あー、そうか。ぼくはこうなんだ」 というふうにとらえてしまうのですね。 子供は素直ですから。 「お前は勉強ができるね」と言われれば、 素直に「そうなんだ」と思ってしまう。 子供は 「いったい誰に比べてそう言っているんですか?」とか 「お母さんは、勉強ができるという価値観を 大切にしているんですね」 という返し方はしない。 ばくぜんと「あー、そうなんだ」というふうに思う。 「ダメな子だ」と言われれば、 「あー、そうなんだ」と思ってしまう。 ですから、 今あなたが劣等感を持っているとしたら、 それは生まれつきとか、 あなたが劣っているからではないんです。 誰か、あなたに影響を強く与えた人がいて、 その人の価値観がすりこまれているだけなのです。 だから、あなたは何にも悪くないんです。 大事なことだからもう一度言いますが、 あなたは何にも悪くないんです。 かなり大事なことですので、もう一回言いますが、 あなたは、 何にも悪くないんです。 じゃぁ、誰が悪かったんでしょうか? 親でしょうか? それも、違います。 劣等感を持った親は、 これまた劣等感をもった親に育てられてそうなってしまったんです。 だから、あなたが悪くないのと同様に、 あなたの親も、何にも罪はありません。 じゃぁ、じいちゃんばあちゃんが悪いの? もちろん、違います。 じいちゃんばあちゃんにも罪はありません。 それなら、 一体だれが悪かったんでしょうか? 実のところ、 その答えはぼくにも分からないんです。 ただ言えることは、 「今できることを、やるしかないよね」 ということなんです。 目の前で火事が起きていたら、 火事の原因を追求するまえに火を消す努力をしますね。 ぼくらの目の前では、 毎日まいにち、「火事」が起こっています。 それに対して適切に応じることが大切なのであって、 「なんで火事が起こったか?」 ということを追求するヒマができる前に、 ぼくらは死んでしまうのです。 <続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月19日 16時40分28秒
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