春日井市高蔵寺の整体院「空」

【前回までのあらすじ】

条件付きの愛で育つと努力家になってしまう？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「勉強しないと認められないんだ」

「努力しないと自分はダメなんだ」

ということが無意識のなかに

すりこまれていると、

あまり努力が苦にならないということがあります。


はたからみると、

すばらしい頑張り屋さんに見えるわけです。


けれども、どうしてもこのタイプは

うつなどの精神的な病気になりやすいということがあります。


それは努力家というよりは、

努力依存症になっている場合があるからです。

「努力しなきゃ。努力しなきゃダメだ」

「がんばって、認められる人にならなきゃ」

という意識でがんばればがんばるほど、

「がんばらない自分」を認められなくなる。


その悪循環にはまってしまうと、

カラダが悲鳴をあげて、

ついには頑張りが効かないような心身ができあがる。


それが「うつ」であったりすると思うんですね。


だから、そういう頑張り屋さんの人が

「うつ」になるというのは、

非常に理にかなった、自然な働きだといえます。


だから「うつ」になるということは、

ココロとカラダが本当の健康に近づいてきた、

そうやって、カラダの奥に眠っていた、本当の幸せへと進んでいく力が

やっと目覚めたと言えるでしょう。


整体の考え方でいけば、

「うつ」になることさえも、

自然治癒力のはたらきによるのです。


もうちょっとスピリチュアルに言うと、

カミサマが、

「あなたはがんばらなくてもいいんだよ」

「そのままで、そこにいるだけで価値があるんだ」

というメッセージを送ってくれたと、

とらえることもできます。


という感じで

「よくできて偉い」というホメられ方で育った場合の

お話をしてきました。

そういう人は

優越感というものを持って成長してきます。


他に、

はっきりと「お前はダメだ」「お前は要らない」という言い方をされて

育っている場合もあります。

こういう人は、目に見えて劣等感を持っています。


しかし優越感と劣等感は、

「自分の存在をまるごと認めることができない」という意味で、

本質的に同じなので、

こういう二人はカップルや夫婦としてくっつくことがあります。


というか、かなりの確率でくっつきます。


そうすると、お互いの劣等感がぶつかりあい、

ケンカが多くなったりします。

そして子供はそのイライラや

親の不機嫌を気にしながら生き、

「自分はそのままではいけないんだ」

「親の機嫌を見ながら行動しなければならいんだ」

という劣等感を抱えながら成長してきます。


やがてその子供は、

また劣等感を抱えたパートナーを見つけることになるのです。

こうやって家系というものが

できあがっているのです。


ちょっと怖くなってきましたか？

でも、だいじょうぶですよ。


ちゃんと、解決法はあるんです。