| 腕の内側に有機ELディスプレイを備え、電話の発信者やLINEメッセージを確認できる。 |
製造/販売 | ソニー |
---|
製品情報 | スマートウォッチ「wena wrist pro」 |
---|
価格比較 | ここをクリック |
---|
wena wrist は、ソニーの新規事業送出プログラム「SAP」(Seed Acceleration Program)から生まれたスマートウォッチだ。2015 年に発売した初代モデルは、通知機能、電子マネー(FeliCa)、活動ログの 3 つに機能を絞り、回路基板やバッテリーをバンド部分に詰め込むことで、ヘッド部分は時計としてのデザインを維持するというコンセプトが注目を集めた。腕時計として長年培われてきた文化や伝統に対するリスペクトだという。
大きく変わったのは通知機能。初代機は 7色に光る LED で着信などを知らせるだけだったが、今回は内側に横長の有機 EL ディスプレイを搭載し、1行もしくは 2行表示(文字サイズ変更可能)でメッセージ内容や発信者の名前を確認できるため、わざわざスマートフォンを取り出さなくても済むシーンが増えた。ただし、FeliCa を搭載しながら Suica には非対応という点も変わらない。同社は「技術ではなく、ビジネス上の問題」と説明している。
さまざまな種類がある腕時計と同様、第2 世代の wena wrist は大きく 2 つに分かれた。對島氏が「本流」と表現する wena wrist pro は、従来機よりバンド幅と厚みを小さくし、約 25%の小型化を実現。側面は鏡面仕上げで、角に丸みを持たせた高級時計に近いデザインになった。「緻密(ちみつ)なヘアライン、上品な鏡面仕上げ、バックルを付け外す音までを含め、“腕時計基準”の高いクオリティーにこだわった」という。
一方、「分流」となる wena wrist active は、GPS や加速度センサー、光学式の脈拍センサーを搭載し、ウェアラブル端末としての性能を高めた。ランニング時などは移動経路や平均速度、脈拍数などを有機 EL ディスプレイで確認できるほか、就寝時には脈拍数から浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を判別し、目覚めやすいレム睡眠時にアラームを鳴らす「スマートアラーム機能」も備えた。ヘッド部を外して「スマートバンド」としても利用できるという。
ラインナップ