3つとも見たのだよ、つい最近。「最後の忠臣蔵」はNHKで大分前にドラマ化したのを見たので、ストーリーは知っていた。役者がドラマより良さそうなので、友だちを誘って見に行った。確かに良かったよ、役者。ロケの場所も。でも、大石内蔵助の忘れ形見のお姫様が嫁いだその日に、自刃する孫左右衛門って、なにそれと思う。そんな事をされた、お姫さまの気持ちとか考えないわけね。
後、予想はしていたが、山本耕史が茶屋四郎次郎家の跡取り息子役で、おとなし~く出てきただけで、超もったいなかった。もっと使え~。一目惚れした娘とのからみもあっさりしてたし。
「アマルフィ」はついさっき、DVDを見た。織田裕二が格好良かった。佐藤浩市も同じくらい格好良かった。この人は「葛藤を抱えた悪役」が一番ぴったり来る。佐野史郎も良かった。この3人の役者の「正しい使い方」をみせている気がした。正しすぎて、つまらないとも言えるが。佐藤浩市「最後の忠臣蔵」でも吉衛門で出ていて、今が旬の役者なのね~~。「アマルフィ」面白かった。
「アマルフィ」はローマだのアマルフィだのが舞台なので、全部イタリアで、イタリア人もたくさん出ていて、とってもイタリアっぽかった。このイタリアっぽさをみていて、受け付けない自分がいて、わたしはイタリアだめだわ、と思ったのでした。隣なのにね。ロマンス語圏なのにね。すっごい違うのだよ、フランスとイタリア。フランスの方がもうちょっと暗いというか影があって、「北」を感じる。顔もダメ。南欧過ぎ。どれだけ、自分がフランスに毒されてるかよく分かったわ。カトリーヌ・ドヌーブとDepardieuが出ているPotiche(「幸せの雨傘」)見たい。DeneuveもDepardieuも太っちゃったし、Depardieuなんか顔もたれて、身体はぶくぶくでデフォルメされてるが、それでも魅力的だよ。凄いな、フランスの俳優。Deneuveも顔は相変わらずきれいだし。
「風の絵師」は韓国ドラマ。18世紀の二人の絵師(金弘道と申ユンボク)を描いたドラマ。DVD10枚で、そんなに長くなかった。この二人の関係を描いていて面白かったけど、時代劇なので、師匠と男装の弟子の恋の描き方がおとなしくて、せいぜい軽く抱き合うとか、師匠が弟子の額にキスするとか、弟子が師匠の手を握るとか、師匠が弟子に服を着せかけて、弟子がそれをまた師匠に着せかけて、「夫婦みたいだな」と師匠が言ってみたりする程度。まあ、日本の時代劇でもそんなもんだけど。同じ二人を扱った「美人図」という映画の予習として見たので、韓国映画にしては珍しく濡れ場が多いという「美人図」、友だちがくれたDVDで明日見るぞ~。
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