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2006/12/13
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テーマ:ニュース(99388)
カテゴリ:時事的話題
京都地裁で、動画・音声のデータ交換ソフトWinnyの開発者に対して、「有罪」、罰金150万円の判決が下りました(こちらを参照)。

私は、この判決は技術立国日本の将来を暗いものにする大間違いの判決だと思います。

きょうの判決では、Winny開発者が、Winnyにより著作権の重大な侵害が横行しているのにもかかわらず有効な対策を打たなかったのは、著作権侵害の幇助に当たり、なおかつ、著作権侵害の被害額が大きく、しかも流出したデータの回収も困難であって、Winny開発者の寄与は少なくない、として、有罪とされています。

ソフト開発技術に理解のある弁護士が日本にいないので、Winny開発者を無罪にすることが出来なかったのだろうと私は思いますが、ソフト開発をすると犯罪者にされてしまう、というのであれば、ソフト技術者は、世のため、国のためにソフト開発を行おうという気を無くすでしょうね。
現に、私がそうです。
私は、ホームページ作成に関する、ある技術を持っていて、大した技術ではありませんが、ちょっと見回す限りでは、日本で同等の技術を開発し有しているところは他にありません。
ですが、この技術を公開するつもりは全くありません。
公開すれば、Winnyと同様に著作権侵害をやらかす連中が出てきて、私にまで連帯責任を求められかねないからです。
私個人が使う分には、全ての原稿をオリジナルで起こすことがはっきりと断言できるので、このホームページ作成に関する技術は自分のビジネスのためだけに使うつもりでいます。

ソフト開発に限らず、自動車でも、酒に酔って自動車を乗り回し人をはねてしまう人間が出てきたら、自動車開発者が酒酔い運転ぐらいは予見できたはずだと殺人幇助に問われるかも知れない、建設用機械を作ると、これで屋外ATMごと盗み出そうとする人間が出てきて、強盗幇助に問われるかも知れない、なんていうことになれば、いかなる技術開発においてもそれを悪用されれば犯罪につながる恐れがあります。
技術開発を行った人間が、犯罪の責任の一端を求められ始めたら、何も開発できない、ということです。
これで、日本が将来どうやって、生き延びていくのでしょうか?

著作権法という法律を作って、著作権を守る、というのなら、この法律を破って、他人が著作権を有するデータをネット上に横流しした人間に全責任を負わせるべきです。
Winnyで言うなら、個人が撮った風景写真を交換し合ったり、アマチュア・バンドが自作の曲の演奏データを交換しあったり、というのが本来の目的だろうと思います。
それを、著作権法違反に使ったから開発者が罰せられるというのであれば、どうして、Winny開発に使われた言語開発者、OSを開発したマイクロソフト、ネット関連のソフトの開発者の責任は、問われないのでしょうか?

映画や音楽のデータがWinny経由でネットに横流しされてしまった事件の最大の問題点は、ネット上を流れるパケットの匿名性を許していることにあるのであって、Winny開発者の責任ではありません。
ホームページで特定の個人の誹謗中傷を書く人がいたとして、誹謗中傷の責任は、その中傷を行った人にあるのであって、サーバー開発者にも、サーバー管理者にも、ブラウザ・ソフト開発者にも責任を問うべきではないと私は思います。

上級審で、逆転無罪判決が出ることを、私は望みます。

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最終更新日  2006/12/13 10:03:02 PM
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