ラスタ・パスタのレレ日記

私がウクレレに出会ったのは、とってもひょんなきっかけだった。今思うと運命的なものも感じる。ちょっと長いけど読んでみてください。

数年前、日本で、とってもいやな出来事があり（事故とも事件ともわからないまま）一生懸命、そのことを解決しようと頑張ったのだが、個人の力ではなんとも出来ない大きな出来事で、私は心身ともに相当疲れきっていた。

そこで、思い切って休みをとってハワイへ行った。最初はハワイ島へ行って、とにかくなーんにもしないで、過ごしていた。ほんとうに身体中のエネルギーが消耗しきっていた。

少し、気持ちが楽になってオアフ島に行った。そして、いよいよ明日、日本に帰るという最後の日にワイキキでショッピングでもしようかな、ブラブラしていたら、ロイアル・ハワイアン・ショッピング・センターにウクレレ屋さんがあったので、軽い気持ちでひょっと入ってみた。

そしたら、そこでウクレレ初心者に弾き方を教える３０分ぐらいのレッスンがあり、もともと音楽好きの私は試しに参加してみることにした。

実際、そこで習ったのは、ウクレレのコード４つくらいの指の押さえ方を覚えて、２－３曲、かんたんな曲をコードを弾きながら歌うことだった。今から思うとたいしたことではないのだが、弦楽器をやったことが全くない私が、多少左手の指が痛くて押さえにくいけど、曲が弾けたことがとっても嬉しかった。

そこで、自分へのお土産に、ウクレレを買うことにした。

ウクレレの見分け方なんて全然わからなかったのだが、フィリピン製やベトナム製の安い楽器がある中、ウクレレ・プレイヤーがいない国で作った楽器は信用できないとだろうと思い、ハワイ製の最低価格ラインのウクレレに的を絞って２本を選んでみた。

さっきのレッスンのインストラクターにどっちがいいか尋ねてみた。すると彼は、両方の楽器を弾いてみて、こっちがいい、と言った。

実は、そのインストラクターこそ、これからお話しようと思う、ハーブ・オータJr.だったのです。彼が選んでくれたウクレレはKeliiというブランドのスタンダード（ソプラノ）サイズ。

その後１年間、ずーっと毎日、一日も欠かさず弾き続けることになるウクレレだったのです。今は、メインのウクレレはバージョンアップしましたが、小さくて軽くて、明るい音がするので、今でも、旅行や海外出張にはよくもっていきます。

そのお店では、曜日によってインストラクターが違い、もし私がハーブ・オータJr.ではないひとに、レッスンを受けていたら、ウクレレを買わなかったかもしれないし、買っても長続きしなかったかもしれません。

ハーブ・オータJr.は、まだそんなに有名ではなくて、ウクレレ・ショップでレッスンをしていたのですが、その後、別のお店でレッスンをするようになり、今や、日本や全米ツアーをやり、他のミュージシャンのプロデューザーをするほどになっています。

だから、あの日、あの時、あの場所で（どこかで聞いたフレーズフダ）ジュニアとウクレレに出会ったのは、とっても運命的だった、と自分では思っているのです♪

この続きは、明日の日記で。