テーマ:★コブクロ★(420)
カテゴリ:音楽と映像(番組、DVDなど)
コブクロ、中島美嘉、一青窈、秋川雅史、Dreams Come Trueの5組が出た、終盤だったのではないか。
NHKの紅白は、みんなの趣味の多様化、家族の年末の過ごし方の変化で、年々視聴率が下がって苦労しているみたいだが、 もともと音楽の好きなぼくは、やっぱり大みそかは紅白を見ていることが多い。 今年の紅白は、番組の編成・演出にかなり苦労したみたいで、 一言でいえば、数をたよりのお祭り騒ぎのエンターテイメント、だった。 審査員、応援団、素人合唱団、つんく系少女グループの大挙出演などで、音楽番組というより、ほんとうにお祭り騒ぎの感が強かったが、今までの紅白のパターンとは違って、それはそれで面白かった。 もちろん、歌、音楽的には満足できない出演者も散見されたけれども、 終盤の5組は、ほんとうに見ごたえ、聴きごたえがあった。 コブクロの「蕾(つぼみ)」は、前日に、レコード大賞を受賞。 この曲は、小渕健太郎(小さいほう)が、なくなった母に捧げた歌だったことを初めて知った。 審査員ででていた藤原紀香と陣内智則夫妻の結婚披露宴で、陣内がへたくそながらも一生懸命ピアノの弾き語りをした曲だ。 コブの目に一瞬、光るものを見た気もしたが、コブクロの熱唱は本当に素晴らしかった。 中島美嘉は、いつものように裸足で、「Life」を歌った。 彼女は、決して声量や音域が広い歌手ではないと思うのだが、歌が彼女の音域にあっているのか、彼女の透明感ある声が通るのか、はかなげな気配がありながらも、はっきりときれいな歌声が美しかった。 一青窈は、慶應義塾大学の後輩にあたるのか、慶應のアカペラ・コーラスと、慶應の藤沢キャンパスの合唱団をバックに、「ハナミズキ」を歌い上げた。 前も、この曲をうたった一青窈だが、どこか寂しさと不幸そうな影があった彼女、プロデューサーの小林武史と結ばれたおかげか、晴れやかで、幸せそうに歌っていた。 秋川雅史の「千の風になって」 昨年の紅白ではじめて歌ったこの曲が、2007年の1年間でじわじわとヒット、シングルCDでは唯一のミリオンセラーとなった曲。 この曲を秋川雅史は、昨年以上に丹念にそして最後はダイナミックに歌った。 この曲で、紅白がエンディングをむかえてもいいくらいの大熱唱だった。 秋川雅史の後に歌う人はやりにくいだろうな、と思ったが、心配無用だった。 4年に一度の大ツアー史上最強の移動遊園地DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007」の最中、最愛のひとを亡くした、吉田美和は、ファンが待っているからと、最後までツアーを続け、ツアー終了後、しばらく表に出てこなかった。 しかし、彼女は、元気にまたファンの前に戻ってきた。 「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」~「わたしたちの未来予想図」を、 元気いっぱいに、アレンジを変えてファンにむかって元気に歌い、 最後に、「ありがと~う」「Thank You, Thank You, Thank You, Thank You, Thank You, Thank You」とファンのひといひとりにむかって指さすようにエンディングをしめた(おそらくはアドリブ的に自然に出てきた言葉で、時間に厳しいNHKなので、リハーサルではやっていなかったと思う) 紅白は、賛否両論あると思うが、歌手たちが年末の31日に焦点をあわせて、そこにピークを持ってくるように音楽活動をしてくるので、本当にそのミュージシャンの最高の歌を聴けることも多く、やっぱり見入ってしまった(聴きいってしまった)。 このほかに、絢香が自分の曲を歌ったあとに、コブクロと3人で「WINDING ROAD」を歌ったり、 徳永英明が、女性曲のカヴァー・アルバム「Vocalist 3」から「恋におちて-Fall in Love- (小林明子)」を歌ったり、 亡くなったZARDの坂 井 泉 水への追悼コンサートを行っている大阪から中継が入ったり、と見どころ、聴きどころもおおく楽しめた。 2007年は、いいことも、悪いこともいっぱいあったけれども、 自分の生活が音楽に満ちた1年であったことは確かだ。 2008年も、音楽と愛に満ち溢れ、平和な世の中でありますように。 2007年、この1年、私のブログを読んでくれたり、コメントを書いてくれたり、励ましや、刺激や、元気をくれた皆さんに感謝しつつ。 来年も、みなさんも音楽に満ちた幸せな1年でありますように。 パスタ 追記 寺尾聡の「ルビーの指輪」も実はよかった。 バックには、ドラムス:山木秀夫、 ベース:高水健司など ジャズ・フュージョン・ファンなら泣いて喜びそうな名うてのミュージシャンたち。 レコーディングの時と全く同じメンバーだそうだが、 気心知れ合った大人のアーティストたちが、 リラックスして楽しそうに歌い、演奏し、互いに笑顔でいるのが、とても素敵だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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