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2017年11月09日
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カテゴリ:何かいいたい

今日は朝から雨が降っていて、コロを朝から外に出せず、コロの眠りも短かったのでなかなか用事がはかどらなかった。
昼からは町内会・老人会主催のイベントということで地元の伝承を採話して紙芝居にして語るという活動をしておられる方を招いて話をしてもらった。
安倍晴明は「葛の葉」と名乗る白狐から生まれたという伝説は有名だが、その異伝がこの近辺に伝えられている。
信濃の国から熊野詣でをしようとしてやってきた男が、この近くまでやって来た時、一人の女が川のほとりで泣いているのに出会う。
事情を聞いて見ると、ある人と親の反対を押し切り結婚したが、婚家での折り合いが悪くて、離縁された。里まで戻ってきたがいまさら家に戻れず、いっそ死んでしまおうかと思っているということだった。哀れに思った男が、女を信濃まで連れ帰り結婚した。
男はとんとん拍子に出世し、女との間に子どもを3人儲けた。ある日女と子どもが遊んでいた時、子どもは女が狐の尻尾を出しているのを見つけて、大騒ぎとなる。女は置き手紙をして行方をくらます。
実は自分は男が以前に助けてやった狐の化身で、恩返しをしたいと「葛の葉」と名乗って近づき、結婚して男を出世させた。しかし、正体がばれた以上一緒にくらすことはできないので、元の所へ戻ると言う事が書いてあった。
男は子どもを連れて、女を探しに旅に出る。女は人間界にとどまることはできなかったが、人間として長年暮らしたことで狐の世界にも受け入れられなかった。切羽詰まった女は自ら短刀で、命を絶ってしまう。一足違いで追いついた男と子どもは、女を葬った。その子は後に安倍晴明と名乗る陰陽師となる。晴明は年老いてから、故郷の信濃に戻りそこでなくなった。信濃には安倍晴明の墓というのが実際にある。というような話だった。
安倍晴明の墓と言うのはいろんなところにあるが、信濃までいったというのは初めて聞いた話だった。






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最終更新日  2017年11月09日 09時00分04秒
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